2005年のゴールデンウィークに長野を旅行した私は、
そこで思わぬ懐かしい電車に遭うことができました。
かつては東横線上で見る事の出来た電車たち・・・私も乗ったはずの電車たち、
彼らは今、長野の地で、何を思っているのでしょう。
元東急5000系青ガエルが長電に売られ、長電2500系赤ガエルになったのは、もう随分と昔のこと。
今ではその赤ガエルも引退し、長野某所に静態保存されていました。
保存状態がとてもよかったのが嬉しかったです。
でも、保存するなら東急5000系に戻してほしかったなぁ。。。
中目黒から東横線に乗り入れていた日比谷線用の営団3000系は、今や長電の主力となり、
その名も3000系のまま活躍中でした。
扉の開閉音からシートの座り心地からSマークのついた扇風機から・・・何しろ懐かしかったです。・・・
マッコウクジラと呼ばれた広いオデコも健在ですが、屋根にクーラーが付いているのは違和感があるなぁ。。。
単線区間ですれ違ったのは、長電オリジナルの2000系・・・赤ガエルの兄弟のような顔つきです。
長電の車庫は須坂にあります。OSカーと呼ばれる長電オリジナルの0系が佇んでいました。
実車は初めて見ましたが、外来者3000系大活躍で、肩身が狭そうです。
車庫の片隅には、ヘッドライトをもぎ取られた以外はオリジナルに近い状態の3000系がいました・・・
きっとこれは部品取り車なんでしょうね。
湯田中までの支線は非冷房車でした。クーラーのない屋根はオリジナルに近いです。
しかし車内には、乗務員室の扉を開けた状態で、まるでバスのような運賃箱が置いてあります。
無人駅ばかりの区間のワンマン運転なので、扉も先頭の1つしか開きませんでした。
赤ガエルが活躍していた頃に訪れることができなかったのは残念ですが、
かつて六本木や銀座の地下を走っていた都会の電車が、
のどかな林檎畑の中を走る姿も、すっかり板についた感じでした。
3000系は、きっとこれからもまだまだ活躍してくれることでしょう。