このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

EF65 個別解説のページ  

*集合写真の左手前一輌目です。(●^o^●)

当時田舎に行って稼いだ?お年玉で1輌、あともう2輌はどうやって買ったか忘れましたが・・・
合計3輌所有していたのですが、当時の製品はディテールの不足しているところが多く、
使い慣れてくるとどこかしら改造してしまい、気に入らず、皆ボディを壊してしまいました。
写真の製品は2年位前に秋葉の中古ショップでジャンク品BOXに転がっていた
同型の製品を購入したものです。
完全な姿で残っているこの製品、もっと価値があっても良い物を1000円でした。
オジサンには数万円の価値です。

昭和48年頃の製品全体
動力装置、台車、スカートまでEF70と共有のタイプ。
塗装は青15号とクリームの塗りわけのみ。正面のラインは銀のメッキが入ってました。
屋上モニターの高圧線引き込みの表現はなく、本来掻き取りがあるべき小さいほうも四角でした。

昭和48年頃の製品正面
窓ガラスは、はめ込みも甘く、平面度も悪く玩具的です。
スカートは台車のダイカストが車端まで長く、その先にグレーのカプラーポケットを挟み、
絡むようにはめ込んであり、プラの台車枠にネジ止めされてました。

昭和48年頃の製品側面
側面に2本のラインが印刷されていますが、上方のラインの端は前面塗り分けの上で留まり、
前面塗り分けと塗り分けがあっていません。
パンタグラフ上昇には軟質プラが使用されていて上昇の固定がとても甘かったです。

(動力)
*動力はダイカストの中に、モーターとウォームの位置を下に落とす独特のカップギアが
 埋もれていて、それを台車上で2枚のダイカストの板が蓋をしてました。
*この板は上方からネジ止めされてましたが、モータのサイズが若干大きい為、
 このネジを強く締めるとこの蓋になる板が曲がってしまいました。
*写真の2年前に購入したこの製品でこの疑問は解決されます。それは、不動であった為、
 修理する為にボディをはずしたところ、ネジに分解防止のポイントペイントがされていたので、
 それまで分解をしていないことが確認出来、当時のネジの締め具合が確認できたのです。
 当時の製品の出荷は、この「板が曲がらないところでネジを締めるのを止め」ていた様です。
 前後で水平を保たなくてはならず、出荷時の調整で大変な苦労を想像できます。
*写真のロコは完全清掃で復活。滑り止めのゴムバンドは無いですが牽引力は十分で、
 決して不快でない独特のカップギヤの音を心地よく唸らせ完全復活しました。

(当時加工したこと)
*スカートのサイドを65に合わせ斜めにカット。
 しかし実機の直線的に終わる裾に対して70のスカートを共用している為、
 裾が丸みを帯びていて、カットしても不自然な形態にしかなりませんでした。
 当時所持していた3両とも同様の加工をしてしまい、大変後悔した事を覚えます。
*1輌はひさしを付けPFに、1輌はひさしを付け耐寒仕様に改造しましたが、
 前述のように気に入らず(1輌は落下事故)現在はその後作られた65専用の台車と
 リニューアル品のボディ を着飾ってます。

尚、この製品は一度改良されたもので、本当の65初回ロットはパンタグラフが別物で、
その取り付け位置には大きく穴が開いていたようです。
パンタをはずして屋上モールドを見ると型を直した跡が確認できます(梱包も紙箱だった)
恐らく架線集電を狙ったのではないかな? (全くの想像。(^_^;)
因みに永大製の65PFが同様の手口です。(これも全くの想像。(^o^;)b


*KATO、25周年記念(25だったと思いますが(^^ゞ)20系6輌セットの機関車です。
20系は旧製品に金帯をまとい、それに合わせてP型も金の特急ライン、金の車体番号、
グレーの床下となったものです。

KATOは既に一般色で運転台表現がされていて500番台も、
次の再生産では改良を十分に予想させていました。
その様な時期に20系リニューアル前の既生産製品の最終生産と、
500番台改良の予告を兼ねた発売だったと想像します。
しかし、20系のリニューアルの情報があったのか忘れましたが、
かなりの間売れ残っていました。

リニューアル品初回ロット同様塗装の深み等、大変に品があります。
塗装の塗り分け等も申し分無く、こんな特急ラインのP型があってもいいかなと思わせられます。

今では運転台のシースルーは当たり前の節がありますが、
当時一般型で目にしているとはいえ、特急色のシースルー化はちょっとした感激でした。
しかしその感激もすぐに覚め、早く記念品では無く本生産品での期待が沸きました。
市場ではそんな感じで売れ残っていたのかも知れません。

*尚、車体番号まで金色なのは何故か許せない為、ナンバープレートは未装着です。
実際有るべき物に子供がいたずらでもしたかのような塗色の変更は、
無駄の美学とでも考えれば良いのか、
自分でも気に入っているのか良く分からない機関車なのです。






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