このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

ローカル駅セクション
国鉄24系24型あけぼの基本・増結その2




*いよいよ加工本番

1/150・・・この世界では、少しのズレ(妥協が)全体のバランスを崩し、全てを台無しにしてしまいます。
その事は数少ない金属キット製作の経験で身にしみました。
プラには金属のような歪みはありません。
しかしそのディテールの微妙な位置・大きさ・形態などで、 駄作か佳作かが決定してしまう気がします。。。
 
1)正面窓ガラス
本心はTOMIX製EF62の正面窓ガラスパーツを使用したいのですが、簡単には入手できそうにもありません。
この製品のパーツ自体、角のRがきついとは言え、取り付け位置が不安定に感じるだけで、
なかなか良くマッチしている事に気づきます。
製品オリジナルのパーツをなるべく使う。。。。これって当鉄道の取り決め事!
・・・って、やっぱりTOMIXのパーツ欲し〜

・Hゴムの色入れ
 製品のHゴムの色では、日光の下以外では全く目立たないので、
 正面窓ガラスに明るいグレーを入れました。

 側面窓ガラスは車体裏側に透明パーツが一面に接着されています。
 この接着剤は軽くこじれば剥がれそうですが、無理して剥がすとパーツをいためる恐れがある事と、
 車体より引っ込んでいるHゴムを明るい色にする事によって、
 その引っ込み具合が目立ってしまう事を懸念して、今回はそのままとしました。
 (実はHゴム色入れ塗装による失敗の方が怖いんですが。。。)

・正面窓ガラスの位置の修正
 上下方向がオーバー気味な「穴」にはまる正面窓ガラスパーツ。
 ボディに密着しておらず、ぶかぶかな為に、浮いてしまって低い位置にあるように見えます。
 (車輌紹介の写真を参照ください。Hゴムの周りに隙間が発生しています。)
 この車体って・・・要はEF60。その元の形態を思い出すと、車体側寸法は間違っていないようです。
 本来、窓ガラスの位置は穴の上のラインに密着させねばならないのでは?と思われます。

 Hゴムを塗装した後、窓ガラスを左右の乗務員窓と貫通扉窓の3分割とします。
 それぞれの上部の面が車体穴の上面に密着するよう平面に仕上げ、はめ直してみましたが、
 左右窓ガラスは、端の部分が上面に密着してくれませんでした。
 そこで車体側も奥に向かって斜めに削りました。


下:窓枠上面裏側を斜めに削り、車体と窓との隙間を少なくする事で、窓の位置を上げた。
上:窓ガラスも上面を平らに仕上げた。

 これで何とか、窓ガラス上面の隙間は無くなり・・・ニンマリです。
 接着は少量のエポキシ系接着剤を使用。
 車体穴と平行にHゴム部分だけが車体表面より出るよう、注意して接着しています。
 これで三面折りの妻面が分かるんじゃないでしょうか。

 尚、貫通扉の窓ガラスは、上面を削っただけでは車体表面よりHゴムが出っ張らなかったので、
 上面が密着しつつ車体の穴にはまり込むよう、ガラスの周囲を削り、
 Hゴムが表面に現れるまで押し込んで接着しています。


元々Rがきつい窓ガラスパーツ。Hゴムが明るくなる事で、ぼやけた顔付きがくっきり!
ボディ穴の上面に寄せた接着によって窓ガラスの下にできる「大きな隙間」対策は・・・後述です。

2)デッキの加工
・デッキの取り外し
 スカートは、ダイカストに左右のカギ型の爪でしっかりとはまっています。
 LM328iのマイクロ製EF80は、スカートをこじって外しただけで、
 ダイカストにはまっていた爪部分が広がったままとなり、これを元にもどすや否や・・・モゲ落ちたとの事。

 恐ろしや恐ろしや〜

 それに対し、我がEF61200番台では、片側の爪をこじると・・・面白いように外れ、
 素材の改善を確認しました。ってタマタマ?
 ちなみに、デッキはその外れたスカートに、まるで一体成型かの様に表現されてます。
 しかしよく見ると別パーツ。なのに引っ張ってもびくともしません。
 デッキを分離するのは無理かと諦め、車体に装着しなおしてカプラー上デッキに爪を掛け、
 クイッっと持ち上げてみると・・・・いとも簡単に!接着が外れてしまいました。
 これってテコの原理なのかな?
 見ると2箇所の点付けになっています。
 手作業が多いい中で接着剤がはみ出ないよう、かつ組み立て効率をアップさせる、
 好感の持てる接着工程である・・・と変な評価をし、納得してしまいました。


スカート写真のアップ。今回の加工で一番気を使う所。眺めながら試行錯誤です。

・デッキの加工
 マイクロ製の電気機関車は、カプラー押さえの為、殆どのカプラー周りにプラ製の枠が付いています。
 この枠さえ無ければどんなにスカート周りがすっきりするのかと思うと残念ですが、
 この機種に限っては、この枠を避けるように腹心装置のバネが、幅広く表現されています。
 実機はもっと狭い位置に復心装置のバネが付いていて、丁度この枠の上がその位置かと思います。
 同時に何故、このパーツ上に復心装置を表現しなかったのかと残念です。

(さらに続く・・・)






このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください