このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

近鉄揖斐川・木曽川橋梁付近旧線跡
近鉄名古屋線の桑名〜名古屋間は昭和13年に開通させた関西急行電鉄(参宮急行電鉄の子会社)によって実現しま
した。しかし、この付近の橋梁は明治時代に関西鉄道(後の国鉄・JR東海 関西本線)が使用して新橋梁(昭和50?年
に現複線橋梁に架け替え)変更したのを伊勢電気鉄道(伊勢電)が払い下げを受けて名古屋進出の為の財産としてい
ました。昭和初期の大恐慌と伊勢電の鉄道疑獄事件で名古屋進出が困難となり、参急全額出資の関西急行電鉄がこ
の橋梁を補強・改修して名古屋進出をしましたが、近鉄になってから輸送力ネックとなった為に現複線橋梁を昭和34年
に完成させて役目を終えました。

2005年6月と7月30日に調査しました。まずは弥富駅付近〜木曾川分岐〜木曾川堤(長島側)です。
 
現在線(弥富方)からの分岐場所と橋台です。この付近は複線分となっています。

 
国鉄(現JR)を乗り越える為のコンクリート橋です。一回で全部撮れなかったので2枚に分けたのはご容赦を・・画像左
からラーメン構造の鉄橋で乗り越えていました。
  
別の場所に回って撮影です。これを見ると銀河鉄道999が発着しそうな感じですね(笑)右はJR線車内から撮った物
です。バラストがまだ残っているのが確認できます。
 
JR関西線と近鉄現在線との間に国鉄時代の橋台が残っていました。右は近鉄旧橋梁があったと思われる場所となり
ます。旧線はこの付近まで複線で信号所がありました。
 
 木曾川のケーソン沈下点です。私が撮影した時は水面が高かったのでリンク先の「 S、N、Zとビスタカー 」の旧ビス様
撮影の画像を提供して頂きました。ありがとうございます。船から識別出来るように警戒棒があります。

上の画像の長島側の堤防から近鉄長島方を見た光景です。この辺りに関西線を越える為の築堤があったようです

続きます。

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