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栄光の国鉄急行列車

2007年7月25日新設
2008年10月19日更新


<四国の急行>

あしずり〔ASHIZURI〕 DC急行

 四国の国鉄は、無煙化が早く、電化が開始されたのが、非常に遅かったので、長い間、気動車王国の時代が続き、その中でも気動車急行は、四国内の列車の中心的な存在で、本州連絡の起点、高松駅からは、各地へ向かう気動車急行が、ひっきり無しに、発着していました。

 急行あしずりは、土讃本線で、高知以西を結んでいた急行で、高松〜窪川間の気動車準急足摺(あしずり)として、1961年4月15日に、新設され、1966年3月5日には、急行に格上げされ、1968年10月1日の改正では、表意が漢字足摺から平仮名のあしずりに変更されました。1970年の中村線の開業により、2往復は、高松〜中村間の運転となりました。

 写真は高松駅で出発を待つ、急行あしずり、キハ58系、1975年8月撮影、又この頃の急行のヘッドマークは、白地に列車名が記されていていました。1977年10月14日からは、路線別のカラーに、列車名が記されたものが採用されました。手前は、国鉄気動車標準色のキハ45 68,後ろには、DF50の姿も見られます。

FH000036.jpg (97455 バイト) 急行<あしずり> 高松駅にて 1975年8月12日

FH000028.jpg (52589 バイト)急行<あしずり>キハ58 78 高松駅にて 1975年8月12日

 その後、急行あしずりは、JR化でも存続し、本州四国連絡橋が開通した1988年4月改正後も高松〜窪川間の急行と存続すていましたが、1990年11月の改正で、高知以西の特急として格上げされ、急行としては廃止されました。特急あしずりも、今は高知〜中村間の下り1列車のみが、、かろうじて存続しています。

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