このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

栄光の国鉄急行列車

2008年10月11日新設
2010年06月26日更新


<信州路の急行>

くろよん〔KUROYON〕 EC急行  

 大阪から信州、南小谷を運転していた臨時季節列車の急行です。運転区間は大阪〜大糸線、南小谷間で、運転経路は東海道本線、中央本線、篠ノ井線、大糸線で日本海側に近い、南小谷駅にまで達していました。大阪〜松本間は長野行の急行ちくまと併結運転で、1966年頃から運転され、1978年10月からは電車化され、165系、167系で運転されました。

 急行くろよんの名前の由来は、1963年に完成した黒部ダム、正式名称「黒部川ダム第四発電所」、通称くろよんからの命名で、ダムの通称が列車名になったのは、他に例は無いと思います。この黒部ダムの建設が、当時は国家的なプロジェクトであった事を示しています。

 下の写真は、大阪駅で、出発を待つ下り7811M、急行くろよんです。車両は165系、急行ちくま3号と併結されていました。1982年3月にCASA様が撮影された写真を掲載しています。

Kuroyon.jpg (29176 バイト) 急行<くろよん>165系 大阪駅 1982年3月 CASA様撮影

  下の写真は、米原駅に停車する上り7812M、急行くろよん及びくろよんのサボです。車両は165系、ヘッドライトは大型で、原形の姿です。1980年頃、earl様が撮影された写真を掲載しています。

Kuroyon1.jpg (59344 バイト) 急行<くろよん>165系 米原駅 1980年頃 earl様撮影

Kuroyon2.jpg (30363 バイト) 急行<くろよん>のサボ 米原駅 1980年頃 earl様撮影

 12両編成で、1〜8号車は、ちくま、9〜12号車がくろよんでした。165系での運転は、1986年10月末で廃止となり、その後2000年より、381系の単独列車として、臨時列車として再開せれましたが、現在は運転されていません。

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