＜本州＞

ひだ〔HIDA〕ＤC特急　　　　　2005年6月7日更新　2008年1月3日更新

　名古屋と飛騨高山方面を結ぶ山岳ＤＣ特急。運転区間は名古屋〜金沢間で、運転経路は、東海道本線を下り、岐阜で折り返して高山本線に入り、富山で、再び折り返して北陸本線にて、金沢まで達していました。ひだは、名前の通り、岐阜県北部の山岳地域、飛騨高山方面に点在する観光地や温泉街を結び、逆に始発、終着駅を結ぶ役割は非常に薄い特急です。1968年10月改正で80系特急として新設され、1976年10月からは、2往復増発、1978年10月には1往復増発され、計４往復となりました。

　写真は名古屋駅で撮影したＤＣ８０系時代のひだ、1977年撮影。この頃は、80系による７両編成です。

　特急<ひだ>80系　名古屋駅にて　1977年撮影

　ひだはJR移行後、その役割が重視され、1989年2月には、特急用キハ85系を１往復に投入、このキハ85系は、カミンズ製エンジンを搭載したセミハイデッカー車で電車並の性能を発揮し、これまでの気動車のイメージを一新し"ワイドビュー"を名乗りました。又1990年2月には、急行のりくらが全てひだに格上げされ、車両は80系より85系に統一、同時にＬ特急に指定されました。又大阪始発も設定され、名古屋、大阪〜富山、高山間の１０往復の及ぶ特急として発展しています。

　特急<ひだ>80系　岐阜駅にて　1977年2月11日デジアナ様撮影

高山本線を走行する特急<ひだ>　８０系　1980年頃

　写真は名古屋駅に停車する絵入りマークのＤＣ８０系時代のひだです。1988年12月3日、デジアナ様が撮影された写真を掲載しています。

　特急<ひだ>80系　名古屋駅にて　1988年12月3日デジアナ様撮影

　現在の８５系のひだです。１往復は大阪まで乗り入れていて、高山方面へ、のんびりした在来線の列車の旅を楽しむ事ができます。

　現在の特急<ワイドビューひだ>　85系　2005年5月4日　高山駅にて

　大阪駅で出発を待つ特急<ワイドビューひだ>　85系　2007年12月24日

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