このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください



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2007年が開けた。
今年は1月4日が「茨城交通湊線」の取材初日となった。
冬晴れの空が広がり、車輌が美しく浮かび上がる夕刻に
沿線を訪れた。

昨年、「茨城交通湊線」の存続が危ぶまれる報道がなされ
たが、今年は今後の動向を見守りながらの撮影になりそう
だ。
昨年までは、撮影することと、時々乗車すること、グッツ等
の購入ぐらいで、十分な貢献とはいえなかったが、今年は
どのようなことができるか、考えてみたいとも思う。

今年も沿線の線路脇から、「茨城交通湊線」を見つめます。
2007年へ  2007.1.4
誰もいない駅。次の列車が到着するまでのおよそ30分。 静かな時が流れた。
澄んだ夕景に浮かんだ。
年始の夕暮れは肌寒さがあるが、エンジン音と夕陽に反射する車輌には温もりがあった。
終着駅  2007.1.4
阿字ヶ浦駅。
冬の夕暮れが始まっていた。

段々と空が暗くなりはじめ、周囲が闇へと向かう静かな時間。
エンジンの音だけが駅にこだましていた。

やがて何人かの乗客が乗り込み、定刻で勝田へと向かって
発車していくと、終着駅は静寂に包まれてしまった。

ホームにひとり取り残され、身体の芯にしみるような寒さに、
くじけそうになりながら、夜へと向かう終着駅の風景を眺めた。

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