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  JR呉線 12月に開業100周年  (2003年)

瀬戸内を走り続けて1世紀。JR呉線が今年、開業100周年を迎える。1903(明治36)年12月27日、
海田市—呉間で産声をあげ、1935年11月24日に全通。軍需鉄道の使命を与えられ、
戦時中には戦火にも巻き込まれた。戦後は通勤・通学、レジャーなどの足として活躍。
マイカー時代を迎えても、芸南地方の大動脈としての地位に揺るぎはない。
満100歳になる呉線の歩みを振り返る。


1 0 0 年 の 歩 み

==========明治==========
1901(明治34)年 05月官設線として海田市—呉間を起工
1902(明治35)年 10月呉市制施行
1903(明治36)年 12月呉線海田市—呉間開通
1904(明治37)年 12月呉線を山陽鉄道に貸与(1906年12月の山陽鉄道国有化で解消)
==========大正==========
1914(大正03)年 05月小屋浦駅開業
1923(大正12)年 08月呉駅の2代目駅舎が完成
==========昭和==========
1927(昭和02)年 11月三呉線三原—呉間を起工
1935(昭和10)年 11月三津内海(現安浦)—広間の完成で三呉線が全通し、呉線に編入。川原石停車場が開業
(1940年4月に休止)
1941(昭和16)年 12月太平洋戦争開戦
1945(昭和20)年 07月呉空襲で呉駅全焼
1945(昭和20)年 08月終戦
1945(昭和20)年 10月進駐軍が広湾から上陸。呉駅に進駐軍用の鉄道輸送事務所(RTO)開設
1946(昭和21)年 04月呉駅の3代目駅舎が完成
1949(昭和24)年 06月公共企業体「日本国有鉄道」発足
1950(昭和25)年 11月東京—広島間の急行「ひばり」を「安芸」に改称
1958(昭和33)年 08月川原石駅が開業
1970(昭和45)年 10月全線電化とCTC(列車集中制御装置)化完成
1978(昭和53)年 10月寝台特急「安芸」廃止
1981(昭和56)年 07月4代目の駅舎となる呉駅ビル落成
1984(昭和59)年 02月シティ電車が運行開始
1987(昭和62)年 04月国鉄がJRに分割民営化
==========平成==========
1992(平成04)年 03月呉ポートピア駅が開業
1994(平成06)年 10月安芸長浜駅が開業
1999(平成11)年 02月かるが浜、水尻両駅の開業と川原石駅の移設で、朝夕ラッシュ時の快速電車が運転開始(安芸路ライナー)
2002(平成14)年 03月新広駅が開業
 


呉線メモ

総延長距離 87㌔駅の数 28(三原、海田市両駅を含む)

トンネル数 37

橋梁数 297

1日の列車本数 上下計169本(平日)

1日の乗車人数最多駅 呉駅13,122人(2001年度)

同最小駅 水尻駅92人(2001年度)
 
中国新聞2003(平成15)年1月7日付 朝刊より

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