このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

紀勢本線

新大阪駅−串本駅 走行距離235.2km '05.09.17

 まず、トイレや洗顔とか済まして 売店でサンドイッチ購入。 早朝であるにもかかわらず、なかなか混雑している。 私は車内で食べようと構えていたが、相方が我慢できずに 待合室で摘むことにした。空腹には勝てずだった。 適度にお腹に詰め、改札抜けホームへと降りることにした。

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 ホームの端で一服してると入線アナウンスがあった。 まず、新大阪始発となり、我々が乗り込むスーパーくろしお1号だ。 カメラ購入後初の列車撮影となるのだが、 シャッターがイマイチ合わずに変な画像になっちゃった。 取り敢えず、練習も兼ねて何枚か撮影していたら、 次に、九州から寝台特急入線のアナウンスが。

 やってきたのは南宮崎・長崎から来た彗星・あかつき号だ。 思えば寝台車でも良かったけど、予算の都合もあって夜行バスにした。 結構家族連れの客が降りてくるのは、連休に入ったからなのか。 何にせよ、何れ寝台車で旅をしてみたいものだ。

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 さて、07:35発のスーパーくろしお1号に乗り込むと、 結構な乗車率だった。私としてはオーシャンアローに 乗ってみたかったのだが、そうすると後の予定がガタガタになるので 泣く泣くこちらの列車に。でも381系の初期振り子式に乗れるし。 この381系に乗るのは、修学旅行で名古屋ー長野間のしなの号以来で、 正直揺れで酔わないだろうかと要らぬ心配ばかり先立っていた。

 定刻発車して次は大阪に停まるののかなーと思ってたら、 貨物の側線使ってあっさりスルーした。 正直知らんかったよ、こんな路線構成だったなんて。 そしてよかった、夜行バスを新大阪で下車してて。 その後も環状線をノロノロと走行して天王寺から 阪和線へと切り替え。 少し速度が上がったかと思っていると、鳳付近で信号停車。 なんなんだ、この特急は。

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 関西空港へと伸びる高架橋を横目に、線路は和泉山脈への 山越えに入る。この辺りだと振り子パワーで車両をくねらせて カーブをさっさと曲がってゆく。コレだよ、私が求めていたのは。 峠を越えて紀ノ川の橋梁を渡ると和歌山駅だった。

 和歌山駅から先は海が見えたり山間部だったりと、 海が近くて山も近い独特の風景が続くが、御坊駅を過ぎてからは 国道42号線と併走しながら海岸線を走行することになる。 みなべ・田辺と駆け抜けて南紀白浜で有名な温泉とリゾートの町、 白浜着。

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 白浜の温泉巡りも良かったけど、勝浦でと決めていたので 今回は白浜も見送り。またチャンスはあるさ。 白浜過ぎてからは、山肌も近くてトンネルも増えてきた。 周参見(すさみ)駅着。 この駅は去年某中継でも取り上げられた駅だ。 なんでも、スルメの郵便があるとかないとか。

 ここから先は特にリアス式って感じる海岸線になる。 小さなカーブが続き、鄙びた入り江と集落も点在しだしてる。 しかし、海への眺望はばつぐんである。 大きな砂浜は無いが、浸食された岩肌や千畳敷状の海岸は綺麗だ。 そして相変わらず国道42号が寄り添っている。 この地域の欠かせない生活道路なんだろう。 10:59、串本駅にスーパーくろしおが滑り込んだ。

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 途中下車の旨を告げて改札を抜けると、 和歌山のヒーロー、復活の濱ちゃんが出迎えてくれた。 駅前は、港町の風情がありまた、トルコ友好の町の看板も見える。

 100年ほど前に串本近郊の海で現トルコの軍艦が座礁沈没 するという痛ましい事故があった。この時に救助や看護に あたった地元の方々への感謝の意と日本とトルコの友好の始まりと してトルコ記念館が建設されたりと、串本はトルコ国と深い 関わりがあるという。 そういえば、ワールドカップの時にも対トルコ戦で こういうエピソードが記事になっていたね。

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