この町には、自転車で通過しました。 小雨降る中の、萩の町は幕末に戻ったような錯覚すらしました。 日本史の中では幕末が好きです。吉田松陰、坂本竜馬・・・。 この人たちは本当によく日本を歩きました。 歩きながら何を考えていたのだろうか。 萩には松下村塾がありました。 明治政府に多くの人材を輩出した塾です。 が、塾を開いた松蔭が斬首されずに生きていたら この人たちをどう見ていただろうか。
幕末から百数十年後。 ひとりの日本を走るバカ自転車野郎は、 走りながら明日は晴れるといいなあと、 能天気なことを考えていた。