山頭火のうたに『紅葉す だんだん水がうまくなる』というのがあります。 紅葉の時期になると、この山に登ります。岩肌に集う紅葉が好きだからです。空気が澄んでいれば富士山も見ることもできます。 散った葉の後にはすでに来春にそなえ冬芽が準備しています。
沢の水を拝借してお湯を沸かしコーヒーを飲む。とりわけコーヒーがうまく感じます。 紅葉だから水がうまくなるわけではないだろうが、惜しみ深さがうまく感じさせます。 写真集へ