このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

2002年2月

せっかく?かかったエンジンですが降ろしてレストアがすすみます。



5号機はKATO製の4トンDLですが、いろいろと謎の過去をもっているようです。

5号機が羅須に引き取られたのは1975年、偶然にもゆめ牧場ちかくの新利根村の建設
業者がもっていた機関車でした。それを町田ワークスにて1回目のレストアをおこなって
糸魚川の東洋活性白土専用線にもちこみ、運転会に活躍していました。
そのころより6気筒エンジンの過大なトルクと自重のバランスがわるく、空転の多い
機関車でした。
また、KATO製機関車の象徴であるラジエター上に本来あるはずの「KATOWORKS」
の浮き出し文字は「TOKIWAWORKS」となっていました。この「TOKIWA」は
茨城県の荒川沖にあった常磐産業のことで、ここでは5号機のような建設用内燃機関車の
レストアや新製がおこなわれていたようです。
しかしながら5号機の台枠側面には「KATOWORKS」の文字がついています。あく
まで推測ですが、5号機はどこかで放置されていたところを常磐産業の工場に入れられ、
再生されたものとおもわれます。6気筒エンジンを積んだのも常磐産業とおもいますが、
各種部品の合いの悪さや寄せ集めぐあいからもっと下等な工場で手直しされたことも考え
られます。

「TOKIWAWORKS」のラジエタ上フネです



さらに、このラジエターは町田ワークスでレストア中にコア(冷却水が流れる重要部品)が
盗まれるという悲劇に遭い、別のラジエターがつかわれたので長年放置されることに
なったのです。
今回のレストアでは「TOKIWAWORKS」の文字を復活させようとコアの探索が
すすめられています。

エンジンを降ろしています。



2月9日には永年5号機に付いていたDA120エンジンを降ろしました。
4気筒エンジンに載せ替えるためですが、大きなエンジンに占領されていた台枠中央部が
ぽっかりと空いて自由に入れるようになりました。よってたうぜん!台枠内側のさびとりも
元旋盤工に期待されるようになってしまうワナがあったのです。(*_*)

しかたなく?台枠に入り込んでせっせとさび落とししていると先輩女性会員のコアラさんが
いらっしゃいました。失礼ながら台枠の中からご挨拶すると「うぎゃぁぁぁあああぁぁ!」と
お返事?が!だうやらコアラさんは「台枠がしゃべった!」と思われたやうです。(>_<)





怪談!生きてゐる人間台枠


画像は昼間ですが、コアラさんが来たのは黄昏時!人間台枠なわけ?です。

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