このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

2002年7月

台枠の不要な穴をパテで埋めました。上塗り1回目も!


ボルトのとなりの穴がストレッチされていたときの旧ボルト穴です。

6月に延長台枠を復元した5号機ですが、このままでは常磐産業で空けたボルト穴が残って
非常にみっともない状態です。そこで7月上旬の活動では右台枠の肉やせ補修と同時にポリパテ
で穴埋めをしました。
羅須お得意のジョイフル本田で買ってきたポリパテで穴を埋めた後、サンドペーパーをかけて
余分なポリパテをけずってゆきます。台枠の肉やせ補修も同様におこないました。
ポリパテをけずってゆく作業では通常なるべく平滑な面をつくりあげてゆくのですが、
5号機の台枠は鋳鉄製のため平滑な面がまったくありません。このため、まわりの面と
不自然にならないよう、わざと面を荒らすと云う、まるで国宝の仏像を復元するような(笑)
苦労がありました

上塗り後の台枠です「TOKYO」の文字下がパテ補修箇所です。



最初の下塗りから早くも半年がすぎました。事故によるブランクでもあるのですが
半年の歳月のため一部下塗りの浮きやさびが見られるようになりました。
パテ埋めと同時に浮きやさびをカップブラシで剥離して2度目の下塗りをジンクリッチで
おこないました。

「下塗り塗料は吸湿性があるため、早く上塗りしたほうがいいよ」との技師長さんの
アドバイスがあり、今回はなるべくはやく上塗りをしようと考えました。7月下旬の
活動日に上塗り塗装をはじめました。
上塗りの塗料は「フタル酸」こと川上塗料の「ネオアルキコート」を使用しました。
色はKATOのカタログからグレーが出荷時の塗装だったことにちなんでグレーとしました。
完全に乾いた下塗りにサンドペーパーで「足付け」とよばれる塗料がなじむための工程を経た
あと、ついに1回目の上塗りがはじまりました。

スプレーガンで上塗りしています。





灰色の工場で灰色の工員の灰色の手から灰色のペンキを塗られた灰色の機関車は、
灰色の河原で灰色のトロッコを牽いて灰色の住処に寝て灰色の生涯をおくり、
灰色の夕暮れのなか灰色になって灰色の骸を晒して灰色の闇に消えていったのです。

よって、絶対に5号は灰色なのです。

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