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2003年4月

青ベスパ就航、溶接の妖精さん現る、エンヂンブラケット完成、クラッチ入る。




画像は武里ガレージから試運転にでやうとする青ベスパ。後ろには先日買った白ベスパことET3
やらモンキーやらと、あやしい元旋盤工の「おらたちの宝石さ」が見えています。

10年ほど前に近所のバイク乗りの大先輩に戴いたまま塩漬けにしていた青ベスパこと
P125Eの整備を2年ほど前から進めて、金曜の会社終わりにゆめ牧場に直行することを
画策していたのですが、昨年は骨折事故のため実現できず、1年のばしの今年、実行する
ことになりました。

試運転で始動不能!原因はキャブレターのオーバーフロー。




平和なホームセンター駐車場で突然はじまったキャブレター修理。




組立て。




これが原因となったフロートニードル、段付き摩耗しています。




4月某日、タケサトガレージから試運転をかねて柏のスクーター屋でブレーキのオーバーホールを
うけた元旋盤工のP125Eは成田周辺をうろうろしていましたが、かえりがけに千葉ニュータウンの
ジョイフル本田で買い物をしたあと、エンヂンをかけやうとキックすると!これがまったく無反応!
あわてず点検すると、キャブレターのオーバーフローのため、ガソリンが来ていない、と推測、早速
キャブをばらして修理、幸い柏のスクーター屋で買ってあったフロートニードルがあったので、これ
に付け替えると!うそのやうに快調にエンヂンは始動、無事ガレージにもどって試運転は終了、活動日
4月12日の早朝に通勤使用中のドリーム50でタケサトガレージへ向かい、車輌交換することとなりました。


4月12日!ドリーム50でタケサトガレージへ青ベスパを取りにゆく途中!



22222.2㎞のメータ。瑞兆か?

ベスパはベスパで36,000㎞!




偶然!2台の2輪車でキリの良い番号がつづきました。「こいつは春から縁起がいいわい」とゆめ牧場に
到着すると!

あやしい酸素溶断の跡が!!!




後ブラケットが!!!




だうやら、溶接の妖精さんがブラケットを作ってくださったやうです。妖精さん!ありがたう!!!。


後ろのブラケットは妖精さんにつくっていただいたものの、前ブラケットの制作、クラッチ挿入とやることは
いっぱいあります。ここで羅須でんたうの「工具の目的外使用」がおこなわれ、保線作業につかわれる
「レール山越器」を5号機台枠上に設置、エンヂンと変速機を吊り上げて調整をしました。

5号機台枠にのっかったレール山越器。




前側仮ブラケット取り外し。




取りつけ部採寸。




鉄板溶断。




フラットバー切断。




記念に元旋盤工も前ブラケットを溶接。




ブラケットの製作は全面的に代表幹事さんに依存しているのですが、そこはそれ?レストアの
マーキングとして前ブラケットの一部を元旋盤工も溶接させていただきました。元旋盤工は
工業高校の出身なのですが、「卒業前の春休みに溶接の免許をとっとけ」との恩師の忠告を
無視して山梨に合宿免許を取りにいったため、溶接が大手を振ってはできません。今回は
代表幹事さんの監督の元、半自動溶接に挑戦させていただきました。

できあがった前ブラケット。




画像はオマケ。13日、満開の桜の下をゆくサカイ。




12日と13日の午前中はブラケットの製作に終始しましたが!ついに!13日の午後から
クラッチ挿入がはじまりました。

パイロットベアリングと特製カラーを点検する代表幹事さん。




ついに!はなれたエンヂンと変速機。




フライホイルとクラッチ板を洗浄。




同上。




パイロットベアリング挿入。




同上。




完成!




パイロットベアリングの挿入は、ベアリングの外側を叩いて挿入するのですが、そんなことは
たうぜん判っているはずのXさん(匿名)が作業をはじめやうとした手元をみると!!!なんと
ベアリングの内側を叩こうとしているのです!!!悲鳴をあげた元旋盤工はXさん(匿名)の
手元から失礼ながらハンマを奪取!して挿入するたのしい一幕もありました。

使えなかったいすゞ純正ベアリング。しかしながら「使わなかった」であることが判明。



紆余曲折の末、元旋盤工が手配したものの使えなかったいすゞ純正のパイロットベアリングですが、
今回手配されたパイロットベアリングといすゞ純正パイロットベアリングを並べてみると!まったくの
同寸法であることが判明!なんでこんなことになったのかは不明白了(-_-メ)

フライホイルに抜け止めをネジ止め。




これから作業するエンジン側。




これから作業する変速機側。




フライホイル取りつけ。




同上。




同上。




技師長さんのスナップオン!インパクトレンチで締め付け。




締め付け完了。




センタ出し。




同上。




クラッチ板取りつけ。




クラッチ作動装置取りつけ。




同上。




エンヂンに変速機を近づけて。




もうちょい!




止めねじを締めて無事、取りつけがおわりました。




元旋盤工自慢のフロアパンついに取りつけ。




「具」が入った形式写真。




ブレーキロッド取りつけ。




ブレーキOFF。




ブレーキON。




フロアパン、ブレーキの完成した運転台。




最後に恒例の前衛写真「弥栄」




いつもさうですが、今回は特に活動参加者のみなさま、U太さん、VX2000さん、DS50さん、
代表幹事さん、事務局長さん、技師長さん(順不同)にお手伝いいただきました。
ありがとうございます。

そんなこんなで4月12.13日の作業はたのしく無事終了、次回は未定ですが、
はやく週末が来ないかなっ!来たらベスパでおべんと持ってゆめに直行のこころだぁ!


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