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2003年5月

青ベスパエンジン始動不能?5号機エンジン始動不能?あぁ!氏神さま?

さあ!5月!GW後半になりました。三日四日には蒸機運転があり、羅須の
活動ももっとも盛り上がるのです。

前回の活動で手配された配管のジョイント関係も一通りそろい、あとは
エンジンをかけるだけ?となった5号機ですが、さまざまな困難に直面
してしまいました。

手付けに?2日夕方会社からゆめ牧場に直行した元旋盤工の青ベスパが、
給油時にちょっと油断してガソリンコックを閉め忘れたため、エンジン始動
不能になるトラブルに見舞われました。ここんところキャブの調子が良かったので
油断したせいですが、いやな?予感にみまわれたのです。もっとも、機械モノ
修理の鉄則「まづ、おもいっきり殴りつける」で修理完了?ぶじ、ゆめ牧場には就けました。


画像は5月4日。おとこたちが5号機にとりつきはじめました。




元旋盤工は2日よるにゆめ牧場に到着したものの、3日は蒸機運転のカマ焚きのため
5号機作業をしませんでした。翌4日はカマ焚き不要のポッター11号が主に運用に
入ったため、代表幹事以下諸先輩方の手が空き気味になったこともあり、5号機作業が
一気に進むこととなりました。

同上。




ヘッドカバーをあけてタペット調整。




へたって軽油だだもれになった燃料フィルタゴムパッキンをはずしてシールテープ巻き。




代表幹事さん作、芸術的手曲げラジエタスティ。




ラジエタホースの取り回しをけんたうしています。




元旋盤工は潤滑油交換。下から見たオイルの滝。




なみなみと注がれたヂィーゼルオイル。




そそぎ込みました。




これがOHされたシフトフォーク。




ちょっと?さびの浮いた変速ギア。きっときれいに自動ラッピングされるでせう。




クーラント注入。




水注入。




代表幹事ご長男からいただいた四つ葉のクローバ。アルファロメオ?




ちょっと休憩の越権画像。ほんたうに計10輌牽いたポッター号。




ポッターも一段落。「エンジンかけやふよ〜」




もりあがってまいりました!集まりはじめた人々。



あるお客さん曰く、「これがあそこで真っ赤になっていたカトウですかぁ」
いやいやいや、レストア冥利につきますです。


ここで前衛画像。「ホース+曲線=捻れ。」




30年前の種山とやることはおなじ?バーナで吸気を加熱。



ヂィーゼルエンヂンの始動にはかかせないグロープラグですが、状態が不明のため
瓦斯バーナで吸気を加熱します。これは5号機の最初のレストア時とまったく同じ
情景です。違いといえば昔はバーナがガソリンだったことぐらい?


始動不能?燃料ポンプ?




元国鉄入替機整備工のDS50さん「プランジャーが固着してるねぇ〜」




4日の17時過ぎ、準備がととのいエンジン始動の挑戦!となりました。っっっが!黒煙が出る
ばかりで始動しません。燃料噴射を疑って点検窓をあけてみると、2,3番のプランジャーが固着
しており、プランジャーの生きている1,4番だけでは、半分の気筒にしか燃料が供給されないため、
始動しないやうです。

だうやら青ベスパの始動不能はこれを予知してた模様です?しかしながら農発ベスパとちがって
ヂィーゼル機器の噴射ポンプは超精密機器です。殴りつけて修理!というわけにはいきません。
いさぎよくあきらめて専門家にOHを依頼することになりました。


たたかい済んで日が暮れて。たたづむ5号機と羅須地人たち。




すばらしい鉄道情景シリーズ。「くれなずむDL庫」>オイオイ。




ちょっとしょんぼり?かからなかった5号機の形式写真。




心機一転?斎戒沐浴?なべぶろでリフレッシュ。




エンヂンがかからなかったことをいつまで悔いてもせうがありません。羅須名物のなべぶろで
きれいさっぱり!捲土重来を期して?未来に?そなえます。


翌日はかたずけ。あまりに天気がいいので午後から遠乗り。画像は益子城内坂の「みなかわ」前の青ベスパ。ちなみにこのお店は昭和天皇の御製で有名。




5日は運転も無く、連休活動の実質的な後かたづけ日です。午前中一通りの片づけをおえた
元旋盤工は、あまりの天気の良さに青ベスパとの逢瀬を思い立ち益子陶器市に出かけることにしました。
下総名物ジャンボラーメンでS木兄さんと昼食後、のんびりと霞ヶ浦、筑波山をめぐって15時35分、
益子に着いて焼き物鑑賞。夕焼けをたのしみながら家路についてGWのかつだうは終わりました。











































っっっっと!!!いうのはまっかな嘘!!!!!!!!!!!!!

元旋盤工が益子で「島岡はむりだけど、佳いぐい呑みがあったらかおっと。」とおもって散策していると!
携帯電話に着信が。みると代表幹事さんからです。「あ、元旋盤工ちゃん、エンヂンかかったよ〜」
(?_?)(?_?)(?_?)(?_?)(?_?)(?_?)(*_*)(*_*)(*_*)(*_*)(*_*)(*_*)(@_@)(@_@)(@_@)(@_@)(@_@)(@_@)

電話によると、元旋盤工が益子へ向かった直後にいらっしゃったTさんが噴射装置の固着をなおして
くださったとのこと。Tさんは木曾森林鉄道のDLを動態保存なさっている方で、この手のことには
すばらしい技能をお持ちの方です。

元旋盤工は、「2時間でもどりますから、ぜったいに帰らないでくださぁい」それだけ伝える
のが精一杯!じつは益子の青ベスパ画像はその直後、証拠写真として混乱の中一枚だけ撮ったものです。

「そんなんだったら土浦でやわらかいモンでも触ってりゃあよかった」なんて不謹慎なことは考える隙
もなく、たった15分の益子滞在、15時50分に出発!普段は安全運転の元旋盤工ですが、この直後
に給油した時以外はノンストップ!来た時を25分下回る旅游列車並?の速力でゆめ牧場に
もどると!!!!!!!!


予想だうり!17時50分到着!なぜか?ウエザリングがほどこされている5号機。




このひとが「噴射ポンプの氏神さま」Tさんがバッテリーコードをつなぐと。




ものすごい黒煙!轟然とDA220は目覚めました。




蒸機以上!!??




どっかの知事さんにはみせられません。(>_<)




まえがかたづけられて、、、、、、




てさぐりでギアを入れ、クラッチをはなしてうごいた瞬間!!!



「代表幹事さん!クラッチがつながりません!」「ギアはいってないんじゃないの!?」
「逆転器がうごきません!押して下さい!」「いったんクラッチもどしていれてみて。」
大騒音と息苦しい黒煙の中、大騒ぎをしてギアと逆転器がはいってクラッチを離した瞬間の画像です。


うごきはじめた5号機のうしろ姿。でも、よくみえません。




たしかにはしっているやうです!!!!!!!!!!!!!




うおお!あの真っ赤に錆びていた戦前のKATOがぁぁぁぁ。




本線進入!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!




1周したかったのですが、冷却水漏れがはげしいので説得されて帰投。



うぎゃああああ!♪嗚呼世〜は夢〜かぁマ〜ボロシかぁ!(*_*)砂利満載のナベトロとKATOが一緒のコマにいいいい!!

さすがにうれしさうな元旋盤工。




一部の冷却水配管から水漏れのため、すごい湯気です。




湯気を眺める元旋盤工。




「ひさしぶりにうごいたねぇ」「もうすぐ一緒にはしらうよ」3・6号とかたりあう5号機。




きょうはこれまで!Tさんありがたう!!!




いやいや、ほんたうに事実は小説より奇、であります。<おめーが最初から残ってりゃあいいんだ(-_-メ)

そんなこんなでばたばたした結果、Tさん、代表幹事さん、先輩会員さんをはじめとするみなさんの
お力により5号機レストアは大きな山場をむかえることができました。しかしながらレストアは道半ば、
これからもたくさんの作業が山積です。だうか、こんごともよろしくおねがいいたします。

さうさう、Tさん、代表幹事さん、技師長さんの診断によると、盛大な黒煙の原因は
ガバナーの固着では?とのこと。次回かつだうは固着の修理です。みなさんのご協力を
お願いします。<(_ _)>

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