このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください |
老いの三得 その2 聞いとく・知っとく・納得 |
美男のスターを俗に二枚目というが、それは江戸時代歌舞伎をうつ時、劇場正面入り口に八枚の絵看板を掲げて、客に披露したそうで、最初の絵は、主演俳優の絵、二枚目は若い花形役者の絵でここから美男俳優を二枚目と呼ぶようになったらしい。 三枚目は道化役、四枚目は出演者中のトップクラス、五、六枚目は敵役等、大根役者?大根は中国から伝わったものらしく日本人にはなじみ深い野菜だが悪い例では格好の悪い女性の足を大根足と言い芸の下手な役者を大根役者と呼び大根の白さに 「モジッテ」素人のようにつたない芸の役者で大根は消化作用もあり食中毒を防ぐことに因んで芝居があたった事がないとか又大根おろしでおろされすぐに役をおろされるので大根役者と呼ばれるらしい。 役者が愁嘆場で流す涙に目薬を使っているのは公然の事実。今では完全に役になりきって涙を流す役者も珍しくないが、愁嘆場で涙を流せない者は役者としての資質を疑われてもおかしくない時代に目薬と泣き顔で演じる上辺だけの愁嘆場の演技は見るに忍びない。 心が泣いていないので肩と胸が泣かない心が泣けば体が泣き体が泣けば肩と胸が泣いてくる。見る人が見れば解ります。 芝居や映画は、役者、俳優のしぐさ(動作所作)とか、その深さ、未熟さなどを観察しながらじっくり鑑賞するのも又一興ではありません。 |
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