このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

 
懐メロに魅せられて

 原稿は住友 敬次郎さん

先日四国放送ラジオで「日曜ナツメロ大全集」30周年記念が放送されていた。
 30年前発足時は「演歌ナツメロ日曜3時間」(司会 梅津龍太郎、アシスタント 小林三喜子アナ、現在は変っている)であった。
当時番組では司会者が歌の合間に世相や反戦に関してしっかり自分の意見を述べていたが司会者と同年の私として大いに共感できるものであった。そのため当番組の大ファンでハガキや電話などによるリクエストで採用された曲目は多数に及んでいる。これまでリクエストしたのはヒット曲はもちろんではあるがあまりヒットせず知名度が低い曲もあった。というのはその曲への思い入れもあり自分なりに一時だけでもスポットを当てたかったからである。
 何故ナツメロが好きかといえばその歌の流行した年代や背景が瞬時に脳裏に浮かびその時代の気分に浸れるからである。
振り返れば子供のころ「かりそめの恋」(昭和24年 三条町子)の歌詞の中で「♪誰にあげよか唇を・・・」というくだりがあるが意味がわからず唄ったりして後年になり失笑したものである。
 青春時代の昭和34年第1回日本レコード大賞に輝いた「黒いはなびら」(水原弘)を聴けば今でも社会人一年生として苦労した事や楽しかった若かりし頃がよみがえってくる。好きな歌はたくさんあり時々カセットやCDを買ったりしているが最近、長年探し求めていた曲の一つで同じ昭和34年発売された「初恋の山」(フランク・永井)をホームセンターで発見し、大変感激した次第である。早速買い求め何度も繰り返し聴きながら思いでに浸り楽しんでいる。
 同世代の仲間のみなさんこれからもナツメロを語り合いませんか。
故・映画評論家 淀川長治さん流に言えば「みなさんナツメロって本当にいいですよ」。
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