このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

東海自然歩道Do!

東海自然歩道Do! 番外編(鈴鹿山脈)

東海自然歩道を歩くことは"点"を"線"にする過程であった。大阪・箕面から東京・高尾山に繋がる線をもっと太い線にしてみると、どのような風景が見えてくるだろうか。

北打山・小平山・旗山(三重県)

日本アルプスを縦走するために何日も前から装備と覚悟の準備を迫られる登山もあれば、ある朝突然、ぶらりと歩きたいと、思い立つ登山もある。鈴鹿山脈の山々は後者の部類に入るが、突然訪れても、期待を裏切らず、満足感を与えてくれるのは素晴らしい。誰にも気兼ねをせずに、時間の経過を忘れて、登山を楽しんだ。
北打山・小平山・旗山 09年4月、6時間の旅、私の感動点★★★(★5個で満点)

観音山・羽黒山・筆捨山(三重県)

関西本線関駅から東海道関宿を経由して、観音山〜羽黒山〜筆捨山〜沓掛〜筆捨山〜関宿と周遊した。沓掛から東海自然歩道の支線となる。
いずれも標高300mに満たない低山であるが、歴史の深みを感じる山旅を楽しんだ。荒れた羽黒山、狩野元信に筆を捨てさせた筆捨山、整備された自然歩道、湖、そして江戸時代を体験する関宿など、変化に富んだ道程であった。
観音山・羽黒山・筆捨山 08年1月、8時間の旅、私の感動点★★★★(★5個で満点)

雨乞岳(滋賀県) (写真)

鈴鹿セブンマウンテンに数えられる雨乞岳へ武平峠を起点にして登頂した。鈴鹿山脈の滋賀県側は三重県側と異なり、奥深い印象を与える。
残念ながら、不明瞭な登山道が数箇所存在し、予想以上に時間を要した。東雨乞岳で方向が判らなくなり、断念を検討したが、雨乞岳を覆っていたガスが一瞬取り除かれて、なんとか登頂を果すことができた。
雨乞岳 07年3月、8時間の旅、私の感動点★★★(★5個で満点)

水無山・綿向山・竜王山(滋賀県)

鈴鹿山脈の宮指路岳に登ったとき、綿向山の風景が印象的であった。今回、綿向山の頂上から眺めた鈴鹿山脈の風景も素晴らしかった。多くの登山者が風景を楽しみながら、弁当を広げていた。
登山者が多い綿向山とは対照的に、隣接する水無山や竜王山は登山者が少なく、静かな縦走路を歩いていく。歩き甲斐がある山旅であった。
水無山・綿向山・竜王山 09年10月、8時間の旅、私の感動点★★★(★5個で満点)

銚子ヶ口(滋賀県)

鈴鹿山脈の滋賀県側は、登山者を歓迎していないように感じる。山容は奥深く、登山口は寂しい。登山道も不明瞭な箇所が多い。だが、見方を変えれば、静かな山旅を楽しむことができるということだ。
薄暗い樹林帯に覆われた登山道を経て、東峰から、鈴鹿の縦走路が絶景だ。御在所岳、釈迦ヶ岳、竜ヶ岳など、三重県側と異なる容貌に新鮮な感動を覚える。
銚子ヶ口 10年5月、6時間の旅、私の感動点★★★(★5個で満点)

日本コバ(滋賀県)

鈴鹿山脈・竜ヶ岳の西に位置する日本コバに登った。
不明瞭な道に迷い、余計な時間を費やしてしまった。我々が登山を気軽に楽しむことができるのは、先人達が道を整備してくれるからだと、あらためて知らされる。判断を誤れば、そこが墓場となってしまうだろう。
途中の岩屋では、竜ヶ岳の風景を楽しむことができる。静かな登山道が続く。
日本コバ 09年10月、6時間の旅、私の感動点★★(★5個で満点)

銚子岳(三重・滋賀県)

鈴鹿山脈は、はずれが少ない。比較的地味な存在である銚子岳も充分な感動を与えてくれた。
予想以上の積雪で、残念ながら、予定していた静ヶ岳、竜ヶ岳へ縦走することができなかったが、青川渓谷、隧道、治田峠からの縦走路等を楽しむことができた。頂上から、藤原岳、御池岳の風景も素晴らしい。
銚子岳 07年11月、9時間の旅、私の感動点★★★(★5個で満点)

藤原岳(三重・滋賀県)

藤原岳へ再訪した。大貝戸道の歩きやすい登山道をゆっくりと登っていく。予定していた縦走は時間の都合で断念せざるを得なかったが、頂上周辺や天狗岩に至る散策を気軽に楽しむことができた。
藤原岳 07年10月、9時間の旅、感動点★★★★(★5個で満点)

  
  
    

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