このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

東海自然歩道Do!  

virtual walking 飯田線・秘境駅

秘境駅の宝庫・JR飯田線に沿って北上する。出発地と到着地が飯田線の駅であること以外にルールは存在しない。

JR水窪駅→大津峠→塩沢地区→小和田駅

自動車が通過しない林道は、快適なウォーキングコースになる場合がある。水窪から塩沢地区に至る天竜川林道は数台の車が通過するのみである。但し、野生動物に遭遇するリスクは、通常の登山と同レベルで、実際に小熊を目撃した。エスケープ・ルートも期待できない。
そして、小和田駅は有名な秘境駅だ。静岡、愛知、長野の県境は、広大な天竜川が静かに流れている。鳥の鳴き声がよく響く。
JR水窪駅→小和田駅 11年5月、9時間の旅、私の感動点★★★(★5個で満点)

JR小和田駅→塩沢地区→中井侍駅

秘境駅から秘境駅に至る道程も秘境である。直線距離は短いが、歩いて移動する場合は、林道経由でやや時間を要する。
小和田駅から塩沢地区に至る道は、整備されているが、登山に近い。中井侍駅に至る天竜川林道を、周囲の風景を楽しみながら歩く。静寂を求める旅人には、快適なウォーキングとなるであろう。
JR小和田駅→中井侍駅 11年5月、7時間の旅、私の感動点★★★(★5個で満点)

JR中井侍駅→伊那小沢駅→平岡駅→平岡ダム→為栗駅

中井侍駅から国道に合流するまで静かな舗装道を散策する。天竜川は静かに流れ、新緑の風景は美しい。平岡駅周辺は水窪以来の町である。平岡ダムから為栗駅までの車道は交通量が多いが、大蛇のような暴れ天竜の風景を楽しむ。
そして、吊橋を渡らなければ到達できない 為栗駅 も秘境駅である。駅前に広がる天竜川は今までの道程で最も広大だ。ガタンゴトンと、近づく飯田線の音が周囲にこだまする。
JR中井侍駅→為栗駅 11年5月、8時間の旅、私の感動点★★★(★5個で満点)

JR為栗駅→温田駅→南宮大橋→竜田橋→田本駅

為栗駅から温田駅に至る道程は、電力会社用の山道を選択した。勿論、明瞭な道標は存在せず、自己責任で散策する。迷いやすいため、車道を進む方が無難であろう。
温田駅から田本駅に至る道程は快適な歩行道である。田舎に不釣り合いな南宮大橋を渡り、静かな舗装道を経て、天竜川に架かる竜田橋を渡る。山道を進むと、静寂に覆われた田本駅に到達する。
JR為栗駅→田本駅
11年12月、5時間の旅、私の感動点★★★(★5個で満点)

JR田本駅→門島駅

田本駅は、夏場なら虫の音に包まれるであろうが、寒い季節は完全な静寂である。
山道を登ると、県道沿いの集落に到達する。地図に記載されていない道を偶然発見し、興奮する。地図と勘を頼りに、北上する。
門島駅周辺では、泰阜ダムの迫力に圧倒される。天竜川に沿って、唐笠駅へ続く道を探したが、残念ながら行き止まりであった。
JR田本駅→門島駅 12年1月、5時間の旅、私の感動点★★★(★5個で満点)

JR門島駅→金野駅

標高が高い県道から周囲の立体的な風景を楽しむ。
金野集落では、懐かしい田舎の風景が広がる。
金野駅に通じる坂道を下るに従い、民家が激減するため、奈落の底に吸い込まれるような、不安に襲われる。
終着点の金野駅には、民家も自動車も自動販売機も存在しない。駅前に自転車置場があるが、肝心の自転車が一台も、ない。
JR門島駅→金野駅 12年1月、5時間の旅、私の感動点★★★(★5個で満点)

JR金野駅→千代駅→天竜峡駅

霧に覆われた金野駅は幽山深谷の雰囲気を漂わせるが、小鳥のさえずりが春の到来を告げている。駅で下車する乗客はおらず、集落まで淋しい道が続く。
小雨が降る千代駅も秘境駅、何も考えずに茫然と風景を眺めて、ノスタルジックな気持ちに浸る。
終点は天竜峡駅、山岳地帯はここまでだ。暴れ天竜が深く刻んだ渓谷は絶景である。
JR金野駅→天竜峡駅 12年3月、6時間の旅、私の感動点★★★(★5個で満点)

八嶽山

静岡県に位置する飯田線・大嵐駅で下車、天竜川に架かる鷹巣橋を渡って、愛知県に入ると、以前は富山村と呼ばれていた地域に入る。佐久間ダムの建設によって、多くの村民は村を離れ、飯田線は路線の変更を余儀なくされた。
八嶽山は、愛知の秘境を登山口とする。登山道は静かで、他の登山者を全く見かけない。八嶽山の頂上から、蛇がうねるような天竜川や周囲の山々が絶景である。
八嶽山 11年5月、7時間の旅、私の感動点★★★(★5個で満点)



  
  
    

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