このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

東海自然歩道Do!

virtual walking
中部北陸自然歩道・番外編・三国山脈


実際に歩いているように体験して下さい。まぶしい太陽の光を、しずかな渓流を、深い森林を、さわやかな風を感じて下さい。

野反湖(群馬県)

野反湖は信濃川水系中津川の水源である。東京電力が開発した人工湖でありながら、天然湖の景観を保ち、標高千五百米の別天地となっている。
湖の周囲に、遊歩百選に選定された遊歩道が整備され、コバルトブルーの湖水や、なだらかな山々に心が癒される。頭上は快晴に恵まれ、樹木はまもなく紅葉に覆われるであろう。
野反湖 14年9月、5時間の旅、感動点★★★★(★5個で満点)

三壁山・カモシカ平・高沢山・エビ山・弁天山(群馬県)

三壁山・エビ山 16年11月、7時間の旅、感動点★★★★(★5個で満点)

白砂山(群馬県・長野県)

遊歩百選に選定された野反湖を起点として、上信越国境の白砂山を目指した。群馬は快晴だが、新潟の低気圧が稜線を襲い、頂上に至るまで、ガスで視界がすこぶる悪い。何度も断念を検討したほどである。ところが、午後になると一転、ヴェールを脱いだ花嫁の如く、紅葉に移りゆく周囲の絶景が姿を現わす。ガスの有無で、地獄が極楽に転じた瞬間であった。
白砂山 12年10月、9時間の旅、感動点★★★★(★5個で満点)

谷川連峰(群馬県・新潟県)
西黒尾根・谷川岳・オジカ沢ノ頭・小障子ノ頭・大障子の頭・万太郎山・エビス大黒ノ頭・仙ノ倉山・平標山・平標山ノ家

初日は急登・西黒尾根を進む。周囲の荒々しい岩稜にガスが覆うと、まさに魔の山である。山小屋隣人の寝相が悪い為、2日目は疲労の道程となった。上越県境は天気の変化が激しいが、時折ガスが除かれると、周囲の風景に息を呑む。ニセピークが多く、また、アップダウンが連続する。折角登ったのに勿体ない。
1日目2・3日目FULL 13年8月、7+12+3時間の旅、感動点★★★★(★5個で満点)

平標山ノ家・河内沢ノ頭・三角山・三国山・三国峠

蜻蛉を追いかけながら進むロングトレイルで、周囲の仙ノ倉山、苗場山等がよく見える。複数の頂上も展望は素晴らしく、山々が折り重なった濃淡は美しい。上州と越後を結ぶ三国峠は上杉謙信を始め、多くの有名人が通過した。よく踏まれた道は往時の雰囲気を忍ばせる。三国峠から、国道、スキー場が整備された苗場を経て、平標登山口に戻るが、三国街道は中部北陸自然歩道に指定されている。
三国山 14年7月、8時間の旅、感動点★★★★(★5個で満点)

谷川連峰馬蹄形縦走 谷川岳・一ノ倉岳・茂倉岳・武能岳・七ツ小屋山・清水峠・朝日岳・笠ヶ岳・白毛門

上越国境は気候の変化が激しく、森林限界は低い。笹原が広がり、多くの高山植物が咲き誇る谷川・馬蹄形を縦走した。天気は"ガス時々晴れ"、少し歩きにくい箇所もあるが、視界は良好だ。幻想的な蓬峠、歴史ある清水峠、貫禄ある朝日岳等、どれかひとつだけでも訪れる価値がある。池に小石を投げた波紋のように、下山後に、じわりじわりと感動を増していく。脱水症状とならぬよう、水場で水を沢山確保しながら進みたい。
1日目2日目FULL 14年7月、8+13時間の旅、感動点★★★★☆(★5個で満点)

白毛門・笠ヶ岳(群馬県)

白毛門、笠ヶ岳は、対峙する谷川岳ほど登山者は多くないが、周囲の風景は素晴らしい。原生林に覆われた急登を経て、視界が広くなると、背後に赤城山、武尊山、右手に至仏山、左手に谷川岳が姿を現わす。
朝日岳の登頂は時間の都合で断念したが、笠ヶ岳の頂上から、四方の風景を遮るものがない。
白毛門・笠ヶ岳 12年7月、8時間の旅、感動点★★★★(★5個で満点)

巻機山(新潟県・群馬県)

直江兼続生誕の地・新潟県南魚沼市の巻機山に登った。登りは男性的なヌクビ沢コース、巨大な岩石、瓦礫で覆われ、複数の滝から続々と渓流が流れる。稜線に至ると、一転、なだらかな縦走路が頂上まで続く。下りは女性的な井戸尾根コース、紅葉が近い、優しい風景を楽しむ。
惜しむらくは、ガスが多いため、巻機山の優美な稜線や周囲の名山を楽しむことができなかった。次回の楽しみだ。
巻機山 09年9月、9時間の旅、感動点★★★★(★5個で満点)





  
  
    

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