このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

オドゥ山統一展望台

館内展示=3.2km向こうは北朝鮮

近くて遠い国、朝鮮民主主義人民共和国。大韓民国にとっては、日本以上に近くて遠い。

韓国と北朝鮮の間の休戦ラインには南北数㎞の非武装地帯、さらに韓国側では数㎞の民間人規制地帯が存在するので、韓国から北朝鮮の山河を望むことは難しい。有名な板門店はその非武装地帯のまん中に位置するのであるが、一般韓国人は立ち入ることができない。

ところが、1カ所だけ北朝鮮を望む事のできる場所がある。ソウルの北方を流れる臨津江は北朝鮮を源にして、休戦ラインを超え韓国内を流れる。そして河口付近では臨津江が休戦ラインとなっている。したがってここでは、川向こうに北朝鮮の山河を望むことができる。

ソウルから国鉄京義線(京=ソウル、義=義州=北朝鮮と中国の国境の街、もちろん鉄路は分断されている)で1時間、さらにバス20分で、北朝鮮を望む臨津江岸のオドゥ山統一展望台に到着することができる。展望台入り口では機関銃を持った韓国兵が警備をしている。展望台に立つと、北朝鮮側からの宣伝放送が聞こえてくる。館内には北朝鮮や南北分断に関する資料が展示されている。      

臨津江の向こうは北朝鮮

小学生の統一を願い描いた絵

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