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           岩屋神社と英彦山山麓  2013年3月17日

英彦山の四季 きまぐれ山歩き Home

昼すぎから天気が悪くなりそうなので、午前中に岩屋神社のゲンカイツツジを見て、帰りに英彦山山麓を散策してきました。岩屋神社のゲンカイツツジは満開状態 今年の開花は1−2週間程度早いようです。
  
岩屋神社入口
岩屋神社の駐車場に8時到着 入口のゲンカツツジは満開状態。 天気も良いし久しぶりに得した気分でスタートです。

岩屋神社入口

岩壁下のゲンカイツツジ

満開状態のゲンカイツツジ
 
五百羅漢
五百羅漢のある所にもゲンカイツツジがありましたが、日当たりが悪く色が出ないですね。ここには多くの首なし地蔵がありますが、廃仏毀釈の影響なのでしょうか?

首なし地蔵のゲンカイツツジ

洞門側から首なし地蔵を見る
 
ゲンカイツツジ
一足お先にゲンカイツツジを堪能!!  葉っぱがなくてピンク色・・・ アケボノツツジに似ています。 こんなに咲いているとは思っていなかったので、得した気分の岩屋神社巡りでした。

岩壁下のゲンカツツジ

アケボノツツジみたいです

こんな咲き方もある
 
おまけ
今回はゲンカイツツジが目的でしたが、お気にいり写真を2枚紹介します。一枚目は船玉地蔵 黒い目と微笑んでいるような口元に愛嬌があります。 二枚目は大日社近くの岩窟の中にあるピンボケの地蔵さんです。

船玉地蔵   愛嬌のあるお顔をしてます

大日社近くの岩窟    
  
英彦山山麓散策
帰りに英彦山に立ち寄り、以前から気になっていた雲母坂を歩いてきました。雲母と書いて「きらら」と読む。こんな名前が古い昔からあったのでしょうか? 歴史が気になります。 入口が判らなかったので、銅の鳥居下から往復してきました。

銅の鳥居下から雲母坂へ下る

途中の坊跡
 
新森稲荷大明神
途中で新森稲荷大明神に立ち寄って行きました。こんなに白い狐があったけ? おもしろいので紹介します。

最後の鳥居

お稲荷さん

中には狐がいっぱい

狐の行列
 
雲母坂
やって来ました雲母坂  英彦山表参道の下の方にこんな所があったとは・・・ 登り口付近に各種石造物がありました。「雲母晴嵐」「可休松」 意味不明なので、後日調べてみたいと思います。

雲母坂  石碑に「天明三年に360間補修」と刻んでいた

雲母晴嵐   どんな意味でしょうか?

可休松   「松の木の下で休んでいい」と言うこと?

首なし地蔵
 
雲母坂情報  13.03.18
Wikipediaによると
雲母坂(きららざか)は、京都市左京区修学院の修学院離宮脇より、比叡山の山頂に至る古道であり、また、千日回峰行の行者道でもある。現在ではこの登山道が 雲母坂 として知られているが、具体的場所については同じくこの行者道の一部であった京都市左京区一乗寺の曼殊院道(府道104号部分)や、曼殊院参道とする説などもある。

坂の名である「雲母」の由縁は、この山道が花崗岩の砕けた地質であり、土砂中に雲母が含まれていることによる、とされるが、異説もある。なお上記場所についての異説の坂も舗装前は同様の地質であった。

という事で、天台宗の総本山である比叡山の雲母坂を模して造られたようです。

次は「雲母晴嵐」
彦山勝景詩集によると、彦山の十二景及八景の漢詩をまとめたもので、作者は上は親王・公家より下は武家・学者・僧侶など一九〇人を数え、作者・作品の多さ、彦山を詠じたものでは本書の右に出るものはない。序は散位韶光・林整宇・北村可昌・伊藤長胤の四氏。序に続いて二十景の絵を半丁づつ十丁で載せる。二十景の内容を見ると、十二景は「牛玉霊廟・中宮■鹿・円通瀑布・講堂明月・掛笈紅梅・花月坐石・雪舟仮山・報恩晩鐘・雲母晴嵐・断橋杜鵑・竹台洞天・含玉神泉」として彦山山中に点在する景勝で、八景は「長谷紅葉・佐賀城楼・芦屋平沙・筑陽大渓・蘇山煙霧・湯嶽積雪・雙峯夕照・防海風帆」として彦山山中よりの遠望である。

中国杭州の西湖にある「西湖十景」 ”断橋残雪、平湖秋月、曲院風荷、蘇堤春暁、三潭印月、花港観魚、南屏晩鐘、雷峰夕照、柳浪聞鶯、双峰挿雲”の名前に似ていると思います。

という事で、「雲母晴嵐」は英彦山の代表的な景勝地である十二景の一つのようです。
ここまで来れば他の景勝地も調べてみたいですね。ちなみに、この古書は48万円だそうです。

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