このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

           英彦山御田植祭  2014年3月15日

英彦山の四季 きまぐれ山歩き Home

御田植祭は毎年3月15日に開催されています。開催はウィークデーになる事が多く、なかなか行けませんでしたが、ラッキーな事に今年は土曜日となり、久しぶりに御田植祭を見ることができました。

途中から見る英彦山
途中から見る英彦山の頂上は樹氷で真っ白になっていました。樹氷も見たいが御田植祭も見たいし・・・ やっぱり御田植祭です。

油木ダムから見る英彦山

麓の宮元から見る英彦山

花見ヶ岩からの景色
時間はあるし天気も良いので、花見ヶ岩に立ち寄って行きました。

花見ヶ岩に立ち寄り

逆光の英彦山

英彦山の村と岳滅鬼の山々

奉幣殿をめざす
石段を歩かないで良いように裏道を通って奉幣殿をめざします。 日陰のためか? 意外に雪が多かった。

九州西国第一番札所 大悲閣

日陰のためか?意外に雪が多い

旧政所坊跡
旧政所坊跡の庭園は真っ白になっていました。 こんなに雪があるなら頂上は最高だろう・・・ と思いつつ奉幣殿をめざします。

旧政所坊跡の庭園

修験道館

御田植祭の準備ができた奉幣殿
奉幣殿に着いたのは1時間前 松庭には御田植祭の道具が並べられていました。代かき用の牛は小型ながら木製の立派な物でした。

御田植祭の準備ができた奉幣殿

御田植祭に使う道具

双戸窟をめざす
時間があるので何処を散策するか? いつもと逆コースで双戸窟へ行く事にしました。

樹氷の中を進む

途中から奉幣殿を見る

双戸窟
双戸窟からの下りは上仏来山との峠をめざし、道なき道をショートカット・・・ 残念ながら方向間違いと行き過ぎで、上仏来山近くまで下ってしまいました。 バタバタと引き返し青息吐息で奉幣殿へ駆け上がりました。

久しぶりの双戸窟

ドクロみたいです

御田植祭
ギリギリ間に合ったと思ったら、なかなか御田植祭は始まりません。奉幣殿の中で神事があっているので、広場での御田植祭は11時からでした。 英彦山御田植祭は神事系? 求菩提山など英彦山六峰など修験道系の御田植祭りとは大きく違っていました。

御田植祭の始まり

畦切り

田打ち

神職が和歌を詠む

田植え

飯戴(いいかぐめ)   桶の中のご飯は観客にふるまわれます

参拝者が食べると無病息災になると言われている  

御田植祭説明
添田町のスタッフが御田植祭の説明書を持っていたので、写真を写させてもらいました。その内容を簡単に説明します。内容は修験道系の御田植祭と同じですが、さすが英彦山!! 古式で格があります。

鍬入れ氏子総代会長がサカキ、ユズリハ、松枝の束を地面に置き、鍬で土をかける所作を行う。
畦切り一人が鎌を持ち、御田の四隅で畦の草を刈る所作を行う。
田打ち数人が一列に並び、後にさがりながら鍬で田を耕す所作を行う。
畦塗り一人が鍬を持ち、御田の四隅で田の畦を塗り固める所作を行う。
馬杷田を掻きならす所作で、一人が牛を引き、一人が押し、その後ろに馬杷を持った人が続く。
朳(えぶり)
一人が農具の朳(えぶり)を持ち、御田の四隅で田をかきならす所作を行う。
種まき神職が「彦の高嶺に五穂・・・」という和歌に合わせて、一人が種籾を持った三方を持って四隅に巻きます。
御田植え神職が「年の初めに空見れば・・・」という和歌に合わせて、数人が一列に並び、セキショウの葉を一列に並べながら田植えの所作を行う。
飯戴(いいかぐめ)種まきが終わる頃、御田上﨟というはらみ女が、ご飯の入った桶を頭に乗せて出てきます。
10早乙女の舞これはなかった

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