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           国東六郷満山めぐり  2010年2月18日

成仏寺修正鬼会
10年2月18日 国東六郷満山 山登り目次 Home

今年の成仏寺修正鬼会は木曜日です。仕事を終えて家に帰り、準備してスタートしたのが6時前・・・ 国東の山の中をぶっ飛ばして成仏へ向かいます。 成仏寺へ着いたのは7時半、垢離取りには間に合いませんでしたが、ぎりぎりセーフでした。
  
修正鬼会の差定(プログラム
成仏寺の修正鬼会は岩戸寺と隔年で開催されており、同じプログラムですが配役は違うようです。またこのプログラムは毎年書き直されているようです。また天念寺と比べてみると、名前は少し違いますが中身はほとんど同じようです。

プログラムは岩戸寺と同じ
 
修正鬼会の開始 19:30
本堂では「杯の儀」が始まっていました。背中に「鬼」字を書いた介錯たちが本堂に集まり一人一人お祓いを受けます。一人のお祓いが終わると、お辞儀をした状態で全てのお祓いが終わるまで待ちます。

介錯のお祓い
 
大松明への点火
次は大松明に点火ですが、天念寺は焚き火の中に放り込み一気に点火しますが、成仏寺は一つ一つの大松明の頭に辛抱強く点火していきます。成仏寺の大松明は、芯が詰まっているので点火をするのが大変なようです。
大松明に火をつける

3本の大松明に点火が完了
 
僧侶のお出まし
松明を先導に、大きな赤い傘を持ったお供と院主と僧侶たちが、大松明のある田んぼの横まで進みます。そして大松明を立てる間にお経を唱えます。真っ暗な中ですが、放送局のカメラ用照明があるのでストロボ無しでも写せるので有難いですね。

大松明のお祓いに僧侶が登場

ここで大松明のお祓い
 
タイアゲ(大松明の立ち上げ)
いよいよ火がついた大松明の立ち上げです。大松明は重たく上から火の粉が落ちて来るので、介錯たちは頭から火の粉を被りながら立ち上げです。大松明は立ち上がると竹のつっかえ棒で固定されて終わりとなります。

火の粉をかぶりながら立ち上げ  

2本の立ち上げが完了し固定されました
 
夜の勤行の始まり
大松明の立ち上げが完了すると夜の勤行の始まりです。伽陀から錫杖までは主として座上での読経なので、見ていても良く理解できません。不動明王の前に鬼の面が置かれていますが、鬼と思えないひょうきんな顔をしています。

夜の勤行の始まり

鬼の面は岩戸寺とは違います
 
鬼の準備
神分(太鼓と笛のハヤシ)が終わると、鬼役の僧侶が白衣で現れます。これからいよいよ鬼の衣装準備にかかります。本堂から着替えをするお堂までを介錯に背負われて行きます。天念寺と同じように、鬼役は地面を踏んではならないらしい。

鬼役の僧侶が集合

介錯に背負われて行きます
 
鬼の舞
成仏寺の鬼は天念寺と違い、災払鬼・荒鬼・鎮鬼の3匹です。服の色が肌色一色なので、天念寺に比べると鮮やかさが足りないですね。鬼の舞の動きが早くストロボ無しでは、だいぶブレが出ています。
お祓い
観客は鬼と介錯の輪の中に入ると、僧侶がお経を唱えている間に鬼と介錯が回りを回ります。それが終わると、鬼達が一人ずつ背中を叩きお払いをします。天念寺は火の付いた松明で思い切り叩かれますが、成仏寺は優しいものです。

輪の中に入りお祓いを受けます

背中を叩かれ事でご利益がある
 
奥の院へ移動
僧侶を鬼たちのお祓いが終わると、鬼達は本堂の裏山にある奥の院に駆け上がります。ここで祈祷回りの前にお祓いをします。今回はランプを忘れたので、真っ暗闇の中を三脚で足元を確認して登りましたが、下りは大変でした。

鬼と介錯が裏山の奥の院に集合

奥の院から麓の民家を目指して下ります
 
祈祷回り
いよいよ各民家の祈祷回りです。話によると全民家を回り、帰り着くのは夜明けになるとの事です。どこに行ってどんな事をするのだろうかと、後ろを付いて行きましたが、スピードが速いので途中であきらめて引き上げました。

松明を持って民家に向かいます

一般民家に向けて走って行きました
 
修正鬼会情報
天念寺の修正鬼会 写真満載九州観光の情報です
岩戸寺の修正鬼会 同上
岩戸寺修正鬼会 詳しく説明がされています
鬼会の里 長岩屋伝統文化伝習施設のHPです
天念寺修正鬼会(和田フォト) 写真が素晴らしい
成仏寺修正鬼会(和田フォト)
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