このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

           天念寺修正鬼会  2018年2月22日

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最近は観客が多く、じっくり写真撮影が出来ないので、ご無沙汰していたが久しぶりに行ってきた。 今回は、講堂内の行事を中心に撮影するために大松明はあきらめ、早くから場所取りをして始まりを待つ。

天念寺講堂
天念寺に到着したのは3時過ぎだったが、まだ人影はまばらだった。 時間があるので周辺を散策して垢離取りが始まるのを待つ。 

会場となる天念寺講堂

講堂内では昼の法会が行われている

薬師如来坐像の前には鈴鬼、災払鬼、荒鬼の面が

垢離取り
7時 ほら貝の音を合図に僧侶と介錯が長岩屋川の畔に集合。 不動明王磨崖仏の前にある岩場の上で僧侶たちが読経をする中、鬼役の僧侶と介錯が川に飛び込み垢離取りを行う。

ほら貝の音を合図にフンドシ姿の介錯が集合

垢離取りの始まり

不動明王の前になる岩の上で僧侶達が読経

修正鬼会差定
修正鬼会の式次第を差定と云うらしいが、残念ながらほとんどの内容が理解できていない。

修正鬼会差定

夜の部が始まる
昼の部は読経が中心であまり面白くないが、夜の部は立ち回りが多いので見ていて楽しい。 今回、初めて散華でまかれたカードをゲット!! 今年は良い事ありそうだ。 

法兜師?

散華

散華でまかれたカード 表側


裏側
香水
僧侶たちが煌びやかな盛装を解き、黒い道服に着替えて、座布団やござを片付ける。いよいよ動きの激しい香水の始まりだ。 始めは僧侶二人で踊るが、一般も飛び込み参加するので見ていて楽しい。

着替えをして後半の部が始まる

香水の始まり

一般客や市長も加わり香水

四方固め
四方固めは護摩焚きの時にも実施しているが、四方を結界する密教の行法である。 護摩焚きでは弓矢を使っているが、ここでは弓矢は使っていない。 

四方固め  

鈴鬼
一人は男の鈴鬼面、もう一人は女の鈴鬼面をかぶり、右手に鈴、左手にウチワを持って踊る。少し憂いをもった女の鈴鬼がお気に入りだ。 踊りは小さく分けると10種類あり、最後の踊りが「鬼まねき」との事である。 

鈴鬼の踊り

女の鈴鬼  

災払鬼と荒鬼
鈴鬼が鬼招きすると、介錯に背負われた鬼役の僧侶が入ってくる。身支度をして院主が浄水を吹きかけると鬼になる。 観客が中に入り、鬼と介錯が松明を振り回しながら、廊下を2回まわる。 これが大変!! おかげでシャツの襟が焦げてしまった。 

災払鬼の身支度

院主が浄水を吹きかけると鬼になる

次は荒鬼の参上  

鬼の目まきと加持
鬼の目である餅が投げられると、取り合いが始まり場内は騒然となる。餅を奪った人は、鬼から松明で袋たたきにあうので写真撮影どころではない。 これが終わると、観客が場内にならび加持がはじまる。 加持と云っても、松明で尻を叩かれるので大変だ。 

火合わせ   撮影用にしばらく静止してくれる

鬼の目である餅が投げられると、餅の取り合いで騒然となる

加持のために観客が講堂内に座る

最後に、松明で尻をたたいて加持

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