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        蔵持山  2009年3月1日

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英彦山六峰の一つである修験道の史跡が残る蔵持山に行って来ました。蔵持山に登るのは十数年振りか・・・ 山中の各所には窟があり、今でも朽ち果てた石仏が残っています。 時間があればじっくり回ると面白そうです。
  
蔵持山登山口
登山口はダム工事に使う迂回道路工事で昔のイメージと全く変わっています。ダム工事のせいか? 登山口には一本鳥居があったはずですがなくなっていました。 珍しい鳥居なので写真を写そうと期待していたのですが・・・

蔵持山登山口
 

登山口の茶畑
蔵持山への登山道
ダムのための道路工事中の道を横切ると杉林に入ります。途中に山伏の墓か? 盆字を書いた古い墓がありましたが、こんな墓を見るのは初めてです。 修験道の山に来た事を感じるひとときでした。

杉林を登る

山伏の墓地に到着

求菩提山の墓地に似ています
 

珍しい形をした墓石
蔵持山参道
杉林をしばらく登ると石畳の参道が見えてきます。参道の回りには石垣が積まれた坊の跡地が並んでいます。途中で凄いきのこを見つけましたが、残念ながらきのこに知識はありません。食べられるのでしょうか?

石畳の道が見えてきました

だいぶ荒れ果てています

石橋の上に伸びた木の根
 

りっぱな茸 食べられるか?
■蔵持山神社
蔵持山の中で一番の名所が、現在、祝詞殿(のりとでん)言っている蔵持山旧大講堂です。 広場には大杉・上を見上げると稚児落しの岩壁が見られ、蔵持山の中では一番のお奨めの場所です。

二の鳥居

中宮に到着

祝詞殿(のりとでん)  蔵持山旧大講堂
 

大杉 推定樹齢800年
上宮に登る
蔵持神社から上宮までは急な石段を登ります。 石段の名前は「蹴上りの石段」 求菩提山の「鬼のあぶみ」みたいな石段ですが少し距離が短いですね~ 三の鳥居を抜けると「常寂光土」仏の世界になります。

上宮への登り口

夫婦杉

蹴上りの石段
 

左に行くと上宮 右に行くと国見台
蔵持山頂上
昔登った時には見晴らしが良かったような気がするし、上宮もなかったような気もするし・・・ だいぶイメージが変わっていました。 もしかしたら記憶喪失かも知れません。

上宮に到着

なかなか立派です

国見台に到着 こっちが頂上らしい
 

奥に弘法大使像があります
稚児落し
ここに来たのは初めてですが、景色は最高です。 下に見える杉林から杉花粉が凄い勢いで飛び出しています。花粉症の人が見たら大変だ、なんとなく鼻がむずむずして来ました。

稚児落しへの道

稚児落しへ到着

英彦山を望む
 

飛び散るスギ花粉
稚児落しからの下り
稚児落しから下ってみると、なんと窟巡りコースでした。なんという窟なのかは判りませんが、中には朽ち果てた石仏がありました。みやこ町のHPによると、蔵持山には「蔵持49窟」と言われる窟があるそうです。

一番目の窟

立派な石仏がありました

2番目の窟

 

朽ち果てた石仏
祖霊社(旧北山殿)
中宮の下から南側に行くと蔵持山ゆかりの人々の御霊を祀る祖霊社(旧北山殿)という小さな祠があります。中には頭のない仏像、裏側には五輪塔が並んでいますが、詳しい事は判りません。 頭のない仏像は廃仏毀釈の被害か・・・

祖霊社 ここにも窟があります

頭のない仏像が座布団に座っています

前にある五輪塔
 

裏側にある五輪塔
山の中に残る史跡
北山殿に行く道から左に行くと道端に朽ち果てた各種の石造物があります。 途中に「結界 菩薩の世界」という表示がありました。 中にはバラバラに転がっている石造物もありました。

小さな岩屋にある石造物

結界 ここからは菩薩の世界

梵字で書かれた墓
 

朽ちた石造物
下り道
途中 シャガがいっぱいある坊跡に立ち寄ってみると、そこは猪の遊び場になっていました。牙を研いでいるのか? 木の周りを走り回っているようです。

猪の遊び場 これは凄い!! 
 

こんな所にも石造物の残骸が・・・
蔵持山情報
蔵持山修験道遺跡  みやこ町のHP  蔵持山が詳しく紹介されています

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