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           松尾山お田植祭  2013年4月14日

きまぐれ山歩き Home

昨日は英彦山神幸祭のお下り、今日は英彦山神幸祭のお上り、英彦山六峰の各神社ではでお田植祭が行われています。何処に行くか? まだ行った事のない松尾山のお田植祭を見に行ってきました。
 
松尾山三社神社
松尾山は652年の開基と伝えられ、神号を「松尾山権現」や寺号を「医王寺」と言われていましたが、明治以降は「三社神社」になったそうです。お田植祭が始まる前に上宮まで登ってきました。

松尾山三社神社

三社神社中宮に登る

お神輿の前で昼食中

準備ができた神輿と道具

神社なのに阿弥陀如来座像
 
上宮に登る
三社神社の横に今年初めて見るミツバツツジが咲いていました。上宮への道を登ると立派な護摩壇がありました。たしか同じような護摩壇が檜原山にもありましたが、松尾山の護摩壇が一番立派なようです。

三社神社前のミツバツツジ

途中にある行者堂

行者堂前の立派な護摩壇
 
三社神社上宮
上宮前にはシャクナゲが咲いていました。ミツバツツジにシャクナゲと今年の初物に出合えてラッキーです。松尾山の頂上はここか? 尾根に登山道らしき道があったので行って見ましたが、時間がないので途中で引き返しです。

上宮に到着

上宮の建物

上宮前にあるシャクナゲ
 
お神輿のお下り
いよいよ松尾山お田植祭の始まりです。先ずはお神輿のお下りですが、先頭が御幣を振りながら下ります。

お下りの準備完了

お下りの開始

御幣を振りながら下る

お神輿が松庭に到着
 
お田植祭の開始
英彦山六峰のお田植祭は似ているようですが、少しづつ違っています。松尾山のお田植祭は、水溜め、畦塗り、代かき、籾まき、田草取りで、その後が刀衆の行事です。

神主さんによる神事

水溜め

畦塗り

早乙女の登場

早乙女による田打ち
 
代かき
どこのお田植祭でも同じように滑稽なのが牛による代かきです。ここの牛は綺麗な女性が好きなようですが、全体的に静かな松尾山お田植祭の中で笑い声が響いていました。

代かき牛の登場

滑稽な動きが多く大爆笑
 
籾まき
籾まきの「はらみ女役」は「友枝小学校の一番美人な先生」と紹介されていました。他のお田植祭のはらみ女役は男性ですが、ここでは本物の女性でした。

籾まきの始まり

はらみ女役は小学校の先生

籾をざるに移し籾まきが始まる
 
田草取り
田植えかと思っていましたが、どうも草取りのようです。以前は男の子が田打ち、女の子が草取りだったらしいですが、子供の数が減り合同になったとか言っていました。

早乙女が集合

早乙女が出発

円陣を組んで

田草取り
 
獅子舞など
獅子舞は英彦山神幸祭と同じものでした。説明によると、3年前に英彦山の獅子面を複製して始めたとの事です。最後にあったビンサラサは等覚寺松会のサラサと違って小さな物でした。

英彦山と同じ獅子舞

なぎなた舞

まさかり舞

楽打ち  締太鼓 ビンサラサ
 
松尾山お田植祭雑感
4月14日は英彦山六峰の各神社ではお田植祭が開催されていました。大きくは「松会」行事ですが、その中身は①神幸祭 ②田行事 ③幣切りの三つで構成されている修験道の祭りです。今では田行事であるお田植祭が中心になり伝えられているようです。私が行くのは①求菩提山 ②等覚寺 ③檜原山 ④諸田山神社の4つですが、それぞれ特徴があっておもしろいと思います。

松尾山への道路は狭いので早めに行こうと10時半頃、前西友枝小学校前の駐車場に到着しました。そのまま車で行く予定でしたが、シャトルバスが出る雰囲気だったので、駐車場に車を止め確認すると、順次出発しているとの事なので、シャトルバスで行きました。

お田植祭の会場に着いたのは11時頃でしたが、既に多くの人達が集まっていました。時間があるので上宮まで行って来ましたが、三社神社前にはミツバツツジ、上宮前にはシャクナゲが咲いていました。各1本ですが、今年初めてのミツバツツジとシャクナゲに出合えて感動です。

初めての松尾山お田植祭でしたが、地元の方々が心を込めた手作りの祭り・・・と言う感じで良かったと思います。各お田植祭の早乙女は男の子が担当していますが、松尾山は子供の数が減り、数年前から女の子も参加しているとの事です。女人禁制などと硬い話でなく、華やかな雰囲気が出て良いのではないかと思った次第です。

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