このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

福岡市営地下鉄について
(路線編)


福岡市営地下鉄 路線図

(注:破線部分は計画路線。)

1.地下鉄の車両運用

≪空港線・箱崎線≫
「車両形式解説」をご覧いただくとわかるのですが、空港線・箱崎線には1000系・1000N系・2000系の3タイプの車両が在籍しています。これらはすべて完全に共通運用が図られているため、同じ時刻の同じ便に、日によって1000系がやって来たり2000系がやって来たりします。また、極端な話、箱崎線で4本連続で1000N系がやってくることもあります。ただし、地下鉄車両とJR車両では運用が分けられており、地下鉄車両が筑肥線筑前深江以西を運行することはなく(2002年3月23日ダイヤ改正以前は筑前前原までの運用)、JR車両が箱崎線に乗り入れることもありません。また、JR車両では103系と303系で運用が分けられています。地下鉄線内は、103系がツーマン、303系はワンマンで運転されます。

地下鉄車両にも、「筑前深江」の行先表示がちゃんと用意されています。

次に、列車の運行パターンですが、昼間の箱崎線では、貝塚−中洲川端−貝塚−西新−貝塚の往復を数回繰り返します。空港線は、単純に福岡空港−姪浜の往復を繰り返すパターンと福岡空港−筑前前原の往復を繰り返すパターンが多いようです(時刻表のデータより推測)。

≪七隈線≫
七隈線には3000系しか在籍せず、運用も単純に、橋本と天神南を往復するだけのシンプルなものです。(茶山の橋本寄りに留置線がありますが、営業運転で使用されることはなく、稀に保線用車両が留置されていることがあります)

2.空港線と七隈線の連絡

福岡市営地下鉄の運賃体系は、天神(空港線)と天神南(七隈線)を同じ駅とみなしたうえで、営業キロによって算定するものです。両線の連絡も、ここで行うことになっており、乗り換えが2時間以内であれば、運賃を通しで計算することができます。この時間設定は天神地区での買い物や用務に配慮したものと言われていますが、東京メトロの30分に比べればかなりお得ですよね。

空港線・天神と七隈線・天神南には「乗り換え専用改札機」があり、通常の乗車券を使用して両線を連絡する際にはこちらを通ることになります。一般の改札機を通ってしまうと、乗車券が回収されてしまうので注意が必要です。(fカードなどのカード式乗車券や定期券の場合は、改札機の種類を問わずどれでも使用できます)

天神南駅西口の自動改札機。
左側の黒いゲートが天神南で下車する場合、右側の緑色のゲートが乗り換え専用です。
(気付かない人、間違える人が結構いるんですが・・・)

通常の乗車券で連絡専用改札機を通ると、
このように出場時刻が乗車券の中央に印字される。

なお、管理人の経験上、空港線と七隈線の標準的な連絡時間(前の電車を降りてから次の電車が発車するまでの時間)は、10〜15分程度です。

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