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  看板編page 5

自動車メーカー、部品メーカーの看板を離れて、街中で見る看板から古いクルマを探してみました。

自動車整備工場 看板
ホンダ Z


一転して写実的です。

すっかり色褪せてしまっても、水中メガネと呼ばれた独特の雰囲気は健在。そういえばこの絵、特徴的なリヤ窓がきちんと見える角度です。

この前に同じオレンジのホンダZを並べてみたくなります。

兵庫県尼崎市
2004年3月撮影
自動車学校 駅看板
トヨタ マークII



『免許を手にしたその日から、あなたもドライバーの一員です』なんてツマラナイ教習映画をみながら、憧れの白いマークIIを思った夏、’85。

…そんなモノローグが自動筆記されるほどに、ハイソカーブーム真っ盛りの時代の教習所の看板には、ツインカムターボ搭載で一番人気を誇った70系マークIIは最もふさわしいクルマだったのではないかと思います。

線路際という過酷なコンディションの中で退色しつつも意外とよく残ってます。


京王井の頭線 浜田山駅
2006年9月撮影
伊丹市 交通安全看板
車種不明



昭和のマンガっぽい絵柄の交通安全看板。女装した少年のように見えるのはなぜか。


丸四灯のキャブオーバータイプのトラックだと思われますが、お手上げです。

あえて言えばトヨタの6t車っぽい雰囲気があります。

兵庫県伊丹市
2007年1月撮影
伊丹市 交通安全看板
車種不明



同じく伊丹市の交通安全看板。色が抜けてカスカスになっています。上の図と構図はまったく同じですが、なぜか「かわいそうな感じ」が出ています。

汗や動線、土ぼこりなど過剰なマンガ的表現がヘタウマっぽくて和みます。

車種判定は断念レベル…。

兵庫県伊丹市
2007年1月撮影
伊丹市 交通安全看板
車種不明



さらに色が抜け「飛び出し」だけになっております。よく見ると錯視的効果により、車のフロントグリルに☆が見えます。上の作品と比較すると、グラフィックデザインとして、こなれた印象を受けます。

少年は新聞四コマ的な団子鼻。車はますます抽象度が高く、大型セダンなのかスタウトっぽいボンネットトラックなのか判りません。



兵庫県伊丹市
2007年1月撮影
豊中市 交通安全看板
車種不明



伊丹市のものとシリーズ物のような看板がお隣の豊中市にありました。

女の子は成長して自転車に乗っています。右側が割れていて車やドライバー
の表情が見えないのが非常に残念です。


2011年
大阪府豊中市


などと書いていたら、割れていない看板がありました。でも退色がひどい。

運転手さんの顔はこう来たか…という味のある表情。

この手の看板を探すには公園や通学路が狙い目のようです。
2015年
大阪府豊中市
交通安全看板
車種不明



交通安全看板には、やたら怖い顔のクルマが襲いかかるシリーズというのもありますね。
おおむねこんな配色です。

なんだかイナズマンの ライジンゴー (古い特撮メカ)のようですが、ボンネットにも口?があるのが狂気を感じさせます。

とび出しの「し」が古いです。一時停止と横断歩道の標識の描写が細かい。
2008年
滋賀県近江八幡市
交通安全看板
車種不明


怖い顔シリーズ第2弾。
ローラースケートが新しい。

ドライバーの存在を感じさせず、暴走するクルマが意思を持ったかのような凶悪さで描かれています。

「みんなが正しい交通行動をしましょう」という標語は分かるような、分からないような。
2012年
三重県四日市市
交通安全看板
車種不明


掲示板にご投稿頂いた一枚です

>私が子どもの頃よく見かけた看板です。
>この看板はうちの近くで今でも現役(?)です。


『機関車トーマス』的な、表情豊かなトラックが仰天しています。

ドライバーに注意を促す伊丹市の三部作に対し、こちらはひらがな表記でもあり「よい子」に対してのものかもしれません。
NFさん提供
交通安全看板

その後、コンディションのいいものが採取されました。

今でも作っているのかもしれません。
秋田県
志を鈴さん提供

どことなく既視感があったオッサントラックは昭和44年版『安全運転の知識』から転用のようです。

免許試験場で配布される本も30年以上寝かせると面白い。。
交通安全看板

味のある交通安全看板を見つけました。

追突の感じがよく出ています。

和製チャーリーブラウン風な自転車の子供は落車の瞬間を描いたのでしょうか。
2008年
兵庫県尼崎市
踏切 非常警報装置 看板
車種不明


こちらも掲示板にご投稿頂いたものです

>岩手の貨物専業私鉄の踏み切りにあった物ですが、セミキャブの
>車種不明なトラックがシュールです。
>何故か遮断棒が火を噴いてます(笑)


これは近年設置が進んでいる「踏切支障報知装置」と呼ばれる警報装置のようで、ボタンに連動して発煙筒が動作するもののようです。
岩手県
2006年撮影
りあっちさん提供

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