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ACアダプタの修理

−注意−
・このページの情報に基づいて工作して、何らかの損害が出ても一切関知しません。






2001/10/27 追加
 この後、正常に動作するBA735を手に入れたので比較してみたが、アダプタは同じものなのに、BA735のアダプタはほとんど熱くならないが、修理したやつは異様に熱くなる。やはり製造不良なのだろう。温度ヒューズが切れるのも分かる気がする。
 正常なアダプタ(AC 12Vのものはめったにないから、DC 12V/1Aくらい取れるもの。プラグの極性は関係ない)を手に入れることを推奨する。

2001/12/2 追加
 もともとのACアダプタは12V, 1.5A相当である。上で1Aと書いたのは、ボリューム真中より左、ウーハー音量控えめでの消費電流が最大700mA程度であったからだ。心配な方は純正品並の容量を持つものにすること。純正品と同じような従来型(重いトランスが入っている)ACアダプタで12V, 1.5A相当のものはかなり入手難である。 秋月電子通商 で売っているスイッチング電源タイプ ACアダプタ24W級スイッチングACアダプタ 12V/2.0A  NT24-1S1220スイッチングACアダプタ 12V/1.0A (こちらは1Aタイプ)が使いやすい。ただ、プラグ形状が違う(もともとのプラグは2.5mm、秋月のは2.1mm)なので、変換プラグを買うか、プラグを付けかえる必要がある。でも手に入るなら重いACアダプタを手に入れよう。
 くれぐれも繰り返しておくが、元のアダプタを修理しないほうがいい。(このコンテンツの意義は・・・?(笑))

2002/2/1 追加
 考えたら元々はAC 12Vを内部で整流してるのだから、内部で使用している電源は12×√2≒17でDC 17Vだ(実際にはダイオードでドロップするので16Vくらい)。というわけで、普通のACアダプタなら16V、1.5Aくらいのを買いましょう(笑) ま、12Vの物でも使えなくはないのだが。
 

 PCにいままでつないでたスピーカーが怪しくなってきたので、適当なスピーカーを探してさまよっていたところ、QC Passで Boston acoustics BA635 が980円(ジャンク扱い)であった。これもGateway撤退のあおりで放出されたものらしい。

 早速買って帰って接続したが、音が鳴らない。どうもACアダプタがイカレているようだ。出力が0V・・・(同例多数らしい)

 手持ちのACアダプタ箱をかき回すと、Intel印の12V 1000mAのACアダプタ(由来不明)が出てきたのでとりあえず使えるようになったが、気分が悪いので元のACアダプタも修理してみることにした。

 こいつの上ふたと下ふたは接着されているので、強引に剥がす必要がある。

 赤矢印の所から−ドライバをつっこんで、ねじったりひねったりして接着を剥がす。反対側も同様に。

 中はシンプルそのもので、トランスが1個入っているだけだ。ま、ACアダプタには違いない(爆)。調べてみると、トランスの入力端子には100Vが来ているのに、出力端子は0Vなので、トランスの問題のようだ。も少し詳しく調べると、出力端子間は導通があるのに、入力端子間は∞Ωだ。

 さらに良く見ると、一次巻線はここ(青矢印)に来てるのに、入力端子A(黄矢印)との間に導通がない。たぶんここらへんが問題だろう。そもそも、なんでこんな取りまわしになっているのだろう? 温度ヒューズでも入っているのだろうか? だとしたらコアの近くを一度通して一次巻線に入っているのも納得だが・・・ 気にせず、赤線のようにすずめっき線で直結した。あんまり熱くなるようだったら、また考えよう。

 入力端子間で導通があることを確認したら、スピーカーに接続せずにコンセントにつなぐ。出力端子間で15Vくらいの電圧が測定できたら修理完了だ。ふたを閉めて、瞬間接着剤で軽めに接着して完了とした。

 修理が終わると、1000円では絶対買えない定位のしっかりした音を聞かせてくれました。なかなか。悪くありません。
 
 

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