このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

大井川鉄道 3800系


クハ2829

モハ3829 97年9月千頭にて撮影

 

 元名鉄3800系は昭和23年から製造された運輸省規格型で、大手私鉄の同型車の

中では比較的原型の面影を残す貴重な存在であった。因みに大井川鉄道ではもう一編成

3800系を所有していたが、こちらは足回り付でモ3805とク2805を譲受して

おり、それぞれモハ310とクハ510としていた。後にクハ510をオープン電車に

改造され、クハ86型に生まれ変わり(現在休車中)、余剰になった相方は平成4年に

廃車解体されている。                             

 座席は廃車になった名鉄7000系の転換クロスシートを流用し、少し豪華な旧型電

車に仕上がっている。主に普通電車に使用されていたが、多客期などは急行にも使用さ

れていた。近年、元近鉄・京阪・南海から冷房車を譲受したと共に、老朽化や車内設備

の陳腐化が目立つ様になった為、専ら多客時の予備車として休む事が多くなった。  

 97年には元南海の21000系第2編成竣工に伴い、モハ3822の編成が97年

6月10日に除籍。98年には元近鉄の特急車16000系が竣工した事から、モハ3

829編成が引退する事になり、新金谷の引き込み線に解体待ちで留置されていたが、

12月末に解体処分された。                          

引き込み線で解体待ちの3829編成 98年7月26日新金谷にて撮影

 


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