このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください |
つけちさんの短歌集②
重ね来る 自然の猛威 見るような
今日も不気味な 川の流れよ
晴れ間見て 野菜とり来る 裏道に ただよう魚 焼いてる匂い | 天災の むごい惨状 身震いし テレビ映像 言葉なく見る | ||||
口に入れ 右手に持って 左手も 出し叱られた スイカの思い出 | 年月は 明日があるの 繰り返し いつもの朝が 今日も明けゆく | ||||
布団干し 被災地情報 聞きながら 掃除機かける ありふれた幸 | いやだなあ 新聞とって 欲しいなど 選挙の時だけ かかる電話は | ||||
真夏日の グランド野球の 球が飛び 子らの真白き ユニフォーム眩し | お祭りの お囃子の声 流れきて 何か淋しげ 夏の夕暮れ | ||||
真っ黒け 日焼け大会 弟が 1位になって 笑った思い出 | 蚊帳の中 もぐり遊んだ 幼き日 聞こえきそうな あの笑い声 | ||||
| 雨上がり 小さき庭の 花々に 雨粒ひかり 陽射しが暑い | ||||
墓参り する人もなき 墓地に咲く 雑草哀しげ 風に揺れてる | 香を焚き 明日はもう早 盆の月 あの人この人 亡きセミの声 | ||||
一休み ふらっと入った 茶房には 素朴な里の 絵画が並ぶ | 胃カメラを 飲みに行く朝 カーナビは 明るい声で 病院を言う | ||||
お買い物 涼しげ夏菓子 買い足して 暑さもちょっと 楽しんでます | 涼しげに カットをすれば スッキリし 買い物カート ちと弾んでる | ||||
お供えを しながらふっと 空あおぎ 雲の向こうに 浮かぶ父母 | 球児たち はじける若さ 眩しいな うとうとしつつ 寝転んで見る | ||||
ふるさとの 届きし味も 一品に 夫と向き合う 遅き夕飯 |
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| お刺身が 嫌いだなんて 言う友の 分まで食べれ 得した気分 | ||||
あれこれと 聞き忘れてる こともあり ふっと会いたい 亡き父と母 | 覚えてた 買うはずの品 幾つかの 一つ浮かばず ああはがゆくて | ||||
とんでもない! カンカン照りの コンクリーに 犬繋ぐなど 飼う資格なし | 短歌部屋 いつもの方と 新しい 方の歌あり 我も指折る | ||||
良くできた ミニ姫路城 居ながらに 見せて貰うも パソあればこそ | |||||
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