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つけちさん 闘病短歌
2007年08月24日
*眠ろうと すれど憎〜い ガンの奴 重りをつけて 腹をうづかす | *ガンと言う 病魔に胸が つぶれそう なぜ何故なんで 点滴みつめる |
*頑張るぞ! 言い聞かせつつ 命つく 恐怖が重く 胸に居座る | *書き残し おきたいものは 限りなく 我に流るる 思い切なく |
*帰り来て パソを開ければ 友みなの 温きカキコに 涙あふるる |
2007年9月4日(火)
食べなけりゃ ガンに勝てぬと 重い身を ひきずり売店の パン買いにゆく ガン病みて 痩せゆくベッドの かたわらに 見舞いの花の 何と 優しい | 我の手を 握り一緒に 頑張ろう |
2007年09月17日
*頑張って また頑張れば 奇跡ある 我と神さま 信じて生きる
*生還を 祈り飲んでる 抗がん剤 我が治癒力も カブセルの中 | *抗がん剤 今日はたまたま 副作用なく ひと日が過ぎて また不安抱く |
2007年10月07日
■かけがえの なき今日と言う 秋の空
見つめて浮かぶ 切なき思い
2007年10月13日
■この命 いつまで続く 果てしなく
ふるさと思う 青きこの空
2007年11月02日
■どんよりと するときもある この思い
押し出し空の うろこ雲になる
■たわわなる 柿をもぎとり 我にくれ
元気な人の 笑顔まぶしい
2007年11月04日
■ふるさとの 菓子に一息 つきながら
ふいの病も プラスに変える
2007年12月31日
■大晦日 優しき陽射し 射し込んで
この年送る 迎春の花
■ゆっくりと 過ごしゆっくり 茶を飲みて
病の年を しみじみ送る
■告知受け 悪夢のような 日々あれど
今穏やかに ゆく年くる年
2008年01月30日
■医者などは 無縁で歩み 来し我の
元気が取り得の 日々が眩しい
■寝て過ごす この体調は 淋しくも
ぐっすり眠れる ことは幸せ
■この病 生き死になどを 考えず
のんびりゆっくり 休みつ行こう
02月17日
■ガンの奴 胃腸までをも 圧迫し
えらさに負けて ただ寝てるだけ
■訪問の 看護の話 する夜に
この冬初の 大雪が舞う
■われ病んで 食事作れず 今日もまた
夫の粗末な 食事が続く
■先に逝く たった一つの 気がかりは
夫が病気 した時のこと
■もしかして 元気に買い物 行けたなら
ううんと大きな ランの花買う
3月6日
■ガンの身と なりて臥してる 眼裏に
亡き父母の 顔浮かびくる
■病院の 長い夜明けを 待つように
患者の朝の 音ポツポツとする
■病む床で 青空眺め 浮かびくる
私が元気で あったあの日々
■病室に 春の陽射しが あふれきて
奇跡は起きぬか 我のこの身に
■作り笑い それでも治癒を 生むと言う
笑いも忘れて この身の重さ
5月17日
■ホスピスへ 向かう車中に 流れくる
童謡しみて 涙つきなく
部屋いっぱいに明るい陽射しがさしこんでいます。
昨日、寝台車で入院してくる車窓の風景に涙がとめどもなく流れました。
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