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つけちさんの短歌集 2008年1月
のんびりと 出来る正月 誰も来ず 電話も鳴らず 町も静かで | 元旦の 花木にふわり 初雪が しきり舞い落ち 何か清しき | ||
シクラメン それぞれの色 華やかで 白もまたいい 陽だまりの中 | 今年こそ 明るい日々で うづまるよう 願って開く 10年日記 | ||
笑顔みせ 自らガンの 話する 我に見舞いの 人も微笑む | 新春は 何かいいこと ありそうで 邪魔するものの なき良き陽射し | ||
何と言う 世になったのか 今朝もまた ため息をつき テレビに見入る | 思うよに ならぬ体調 今の我 つくづく解る 病む母のこと | ||
今日やっと パソに向かえる 嬉しさを つつんでくれる 優しき陽射し | 健康の 良さを思いつ この病 眠れるだけを 眠る贅沢 | ||
何となく すぐれぬ体調 ひきずって 風呂につかれば 気もシャンとする |
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寒い日は 人恋しきに 郵便の バイクは我が家 通り過ぎ行く | コンビニに 人ら出入り する角で 書店にかすか 陽が射している | ||
楽しみは 毎日一つ 指を折り 拙く繋ぐ 尻取り短歌 | 一人占め して冬の陽を 浴びながら 新聞を読む 静かな時間 | ||
今日やっと パソに向えて ホッとする 早めに眠ろう 良き夢を見て | |||
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