このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください


変数の定義命令

変数名は31文字以内であれば何でも良い。
FORTRANのように、i〜nで始まる変数名が暗黙の了解で整数型変数になるということはない。

分類変数の型変数のビット長記憶できる数値の範囲備考
整数型char
8 bit
-128〜+127文字型
(ASCIIコード表参照)
short
16 bit
-32768〜+32767短整数型
int
16 bit
または
32 bit
-32768〜+32767
または
-231〜+231-1
汎用
long
32 bit
-231〜+231-1長整数型
unsigned char
BYTE
UCHAR
8 bit
0〜+255符号なしchar型
unsigned short
16 bit
0〜+65535符号なしshort型
unsigned int
16 bit
または
32 bit
0〜+65535
または
0〜+232-1
符号なしint型
unsigned long
DWORD
32 bit
0〜+232-1符号なしlong型
実数型float
32 bit
-2+127〜-2-128,0.0,+2-128〜+2+127など
(処理系依存)
単精度実数型
符号、指数部、仮数部を持つ
double
64 bit
-2+1023〜-2-1024,0.0,+2-1024〜+2+1023など
(処理系依存)
倍精度実数型
long double
64 bit以上
doubleと同じかそれ以上の精度を持つ拡張精度実数型
doubleと同じ場合も多い


データ型の表現は一つに定まっていない
C言語は計算機の性能を最大限に引き出すことが重要な目的であるため。

char型はOS等に依存する
文字コードは様々である。

int型のbyte数はOS等に依存する
最近のパソコンでは4byte、古いパソコンでは2byteのような違いがある。
また、intの場合、計算機が最も効率的に計算できるbyte数に決められる場合が多い。

一般的に用いる変数は、整数であればint、実数であればdouble
C言語に用意されているsin,cosなどの関数は、すべてdouble型の数値を返すように設定されている。

ある計算を行ったのち、この数値の範囲を超えてしまった場合、「オーバーフロー(桁あふれ)」となる
整数型変数なら計算結果がおかしくなる、実数型変数なら計算が中止される、等の場合がある。




printf文のフォーマット(書式設定)

ccをはじめとするコンパイラは、フォーマット文の中の不整合についてはエラーチェックしてくれない。
・表示したい変数の個数だけ%記号があるか否か
・表示したい変数の型にあった%記号(下表参照)が使われているか否か
等々
は、プログラム作成者が注意しなければならない。

%記号の種類

種類用途
%dint型、short型変数を10進数で表示。
%6dint型、short型変数を10進数で表示。
ただし符号を含んで全体を6桁で表示。
%ld
(%エル ディー)
long型変数を10進数で表示。
%xint型、short型変数を16進数(アルファベット部分は小文字)で表示。
%Xint型、short型変数を16進数(アルファベット部分は大文字)で表示。
%oint型、short型変数を8進数(アルファベット部分は小文字)で表示。
%ffloat型変数を10進数で表示。
%10.7ffloat型変数を10進数で表示。
ただし全体の桁数は10桁、小数点以下は7桁で表示する。
%lf
(%エル エフ)
double型変数を10進数で表示。
%20.15lfdouble型変数を10進数で表示。
ただし全体の桁数は20桁、小数点以下は15桁で表示する。
%cchar型変数に記憶されている数値に対応したASCIIコードにより文字(1文字)を表示。
%schar型配列変数に記憶されている文字列を表示。
文字列の終端はNULL文字(数値の零)で示す。
配列のどれかにNULL文字がなければならない。
%p各変数のポインタを表示。




このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください