このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください


●起動ディスクを1枚にする
(Windows98)



◆解説

 Windows98になってからは、自動的にCD-ROMドライブを認識して、デバイスドライバを組み込んでくれます。
 しかし、その方法は、IDE(ATAPI),SCSIそれぞれのドライバを一つずつCONFIG.SYSで試行して、成功したらOK,失敗したらNGというやり方です。

 従って、大抵の場合特定のCD-ROMしか使わないので、関係ないデバイスドライバは削除してしまいます。そして、MS-DOSの外部コマンド(診断ツール)とCD-ROMドライブのドライバを1枚のフロッピーディスクにまとめてしまいます。

 重要なのは、Windowsのインストールの時に、起動ディスクでCD-ROMが使えるようになっていることと、ハードディスクを操作するコマンド(FDISK,FORMAT,SYSなど)が使えればいいはずです。

 なお、起動ディスクは、Windows98のPC/AT機用は2枚ですが、NECのPC-98用や、WindowsMeの起動ディスクは1枚です。



◆手順

  1. 起動ディスクを作る

     はじめに起動ディスクを作ります。フロッピーディスクを2枚準備してください。


     上記の解説の条件に合う起動ディスクを作成するために、起動ディスク#1のコピーをとって、以後、そのディスクに手を加えていきます。
     Windows98インストール中に作成した純正の起動ディスクには手を加えないほうが良いでしょう。


  2. 不要なファイルを削除




     下の表の中のの8つのファイルは不要ですので削除してしまいます。すると起動ディスク#2のファイルが入るスペースができるので起動ディスク#1にコピーすれば良い、というわけです。

    以下のファイルをエクスプローラーで削除します。
    Aspi2dos.sys
    Aspi4dos.sys
    Aspi8dos.sys
    Aspi8u2.sys
    Aspicd.sys
    リアルモード Adaptec CD-ROM ドライバ 
    Btcdrom.sys
    Btdosm.sys
    Flashpt.sys
    Mylex/BusLogic CD-ROM ドライバ 


  3. CONFIG.SYSの編集

    次に、環境設定ファイルの変更を行います。CONFIG.SYSというファイルを書き換えます。

    メモ帳などでCONFIG.SYSを開き、その中の以下の部分を削除します。(赤の部分
    [CD]
    device=himem.sys /testmem:off
    device=oakcdrom.sys /D:mscd001
    device=btdosm.sys 
    device=flashpt.sys
    device=btcdrom.sys /D:mscd001
    device=aspi2dos.sys
    device=aspi8dos.sys
    device=aspi4dos.sys
    device=aspi8u2.sys
    device=aspicd.sys /D:mscd001

    上書き保存を選択して保存して終了します。


  4. 起動ディスク#2をコピー

    最後に、起動ディスク#2の内容をコピーします。
    これで完了です。

 ※なお、ファイルの使用は自己の責任で行ってください。



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