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飛行船と新しい土浦シンポジウム
茨城県土浦市、土浦市水郷運動公園 2004/11/23
堅苦しいタイトルは置いといて、土浦を飛行船の街にしたい!という願いを形にすべく開かれたイベント。75年前にツェッペリン伯号が飛来した霞ヶ浦、飛行船基地を核に新しいまちづくりをしよう!というわけです。環境にやさしい輸送手段として世界で見直されている飛行船を、新しい土浦の観光・産業・教育などの核に据えることができるのか?(以上パンフレットページより抜粋要約)専門家と市民が意見交換する日本初の試みということで、我々一般観光客はただ会場で飛行船が膨らんで行く様子を見ていただけなのですが…とりあえず、今回は「きっかけ」を作ったと言うことを評価しましょう(まだまだ認識が薄いようで…)  
★熱飛行船★
熱飛行船、ようするに気球のデカイやつってことです。下のガス飛行船がガスボンベやコンプレッサーで空気を送り込むのに対して、こちらはゴンドラに備え付けのバーナーで空気を暖め膨らませて行きます。しかいこいつ、ずいぶん汚れてます。だいぶ長い間どこかの物置きにでもしまっておいたのでしょう。途中ガムテープ隊が補修をしています。ファンにでも巻き込んだのでしょうか。出来上がってみても、何かしっくり来ない形です。どう見てもこれは飛行船ではなく、葉巻型の気球ですね。
上空に飛上がるのかと期待していたのですが、結局ロープは放たれませんでした。もっともそれ以前のレベルの問題で、よくよく考えればこの機体、飛ぶ方向を細かく制御することができません。気球のゴンドラにマイクロプレーンをくっつけただけなんです。上の風船が丸ければ風の影響もそれほど受けませんが、長いのでちょっとの横風にも流されてしまいます。それなのにプロペラの風は背面にだけしか吹かせられません。構造的にはタテではなくヨコに飛ばす方が楽だと私は考えます。
★ガス飛行船★
こちらのガス飛行船はヘリウムガスを注入中。朝8時にはすでに注入開始しており、われわれが会場を後にした午後1〜2時にはまだ出来上がってませんでした。注入口が壊れてたり裂けていたり、やはりトラブルがあったようですが、それ以前に機体に穴でも開いてるんじゃないの?私の目利きでは、右尾翼の付け根が怪しい…。この右尾翼、まったく膨らみませんでしたから。
★土浦日大高校ガス飛行船★
事件は突然起きました!これは小型(全長7m)のガス飛行船。最初すみの方に展示されていましたが、メイン会場へ移動した後、係留ロープを伸ばそうとした瞬間…ファラウェイ〜!のちに警察官や消防官やらが事情聴取に来ておりました。バル〜ン、カンバ〜ック!♪どこへ行ったのよ〜、帰ってきてよ、ねえあんた〜♪泣…唯一飛んだ飛行船…悲!
★周辺散歩★
早く現地に到着したので、飛行船が膨らむまで霞ヶ浦湖畔を散歩。シンボルの風車の下、のんびりした空間でゆったり時が流れます。しかも花壇には菜の花が…。あ〜もうすぐ春だな〜って!笑

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