このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

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古河提灯竿もみまつり
茨城県古河市 2004/12/04
◆竿もみってなんだ?◆
さあ、竿もみってなんでしょう?ホームページによると、20メートル近い竹竿の先につけた提灯を激しく揉み合いながら、相手の提灯の火を消しあう祭りで「関東の奇祭」と言われておるとな。なんでも江戸時代に、野木神社の神官が末社めぐりを終えて帰社するのを提灯をもって出迎えた人達が、寒さをしのぐために身体を揉み合ったのが始まりなんだと。

会場の通りには高さ13メートルの矢来が組まれ(幅狭いですね!)この中で高さ20メートルの竿に提灯つけて揉み合います。竿の下部には3本の支柱が取り付けられ、それぞれに数人から数十人が取り付き、総勢10〜50人で一本の竿を揉みます。

早くから雨の予報が出ておりプログラムは少し速められましたが、やはり降られてしまいました。上を見る祭りなので、雨は非常に厄介です!野木神社の白拍子による「五行の舞」も予定されており、美人小学生たちがキレイに着飾っていましたが、雨のため中止です。写真撮ってないし〜!一生懸命練習したんでしょうから一番残念なのは当人達ですよね。
◆提灯コンテスト◆
アイデア提灯のコンテストです。ミニーは裏面はミッキーです。発電機がつながっていて中で電飾が瞬いてます。下から風船を割ると星が流れます。右端のは打ち上げ花火が仕込まれていて派手です。途中提灯に引火してました…。緑のはかぐや姫、水色のは中からお菓子やカップ麺が降ってきました。他にはドラエもんもいましたがタケコプターの調子が悪かったようです。
◆子供もみ◆
アナウンスの方は、とりあえずこれでも見て祭の内容を理解して、などと話してましたが、子供の部とはいえ、サポートの大人の方が人数が多いのでは?たしかに大人用より竿が短かめで見やすかったですが。迫力はこれが一番でしたね。激突して激しく回転する提灯、紙に引火して燃え上がる提灯、竿が折れて飛び交う竿の破片。傾いた提灯からは熱いロウがダラダラと流れ落ちます。
◆常陸乃国ふるさと太鼓会◆
会場では、他に「下野太鼓保存会」「創源太鼓保存会」が和太鼓の競演…しか〜し、途中から降り出した雨のために見せ場は半減です。こちらはメイン会場で竿もみを盛り上げた「常陸乃国ふるさと太鼓会」のみなさん。

太鼓の打ち方にもバリエーションがあります。こちらは圧倒的に女性が多く、ビジュアルも意識した感じ。
◆自由もみ◆
これが祭のメイン!この他に「競技もみ」というのがあり、こちらは決まった規格の提灯で揉み合い、一度火が消えたり竿が折れたりしたら負けになりますが、「自由もみ」は気合いが続く限り(?)何度でも提灯を換えて参戦します。タイミングを見計らって、後出ししたりと策略も物を言います。今時のデジタル世代にはすっきりしない勝負方法ですね。何度か人間同士の小競り合いもあったようです(しかも役所関係の組!コラ!)このあたりから雨も強くなり、いつ終わるかわからない結果を見るまでもなく…私は退散です…。

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