このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

山本くにお 2期8年のあゆみとお約束
青年雇用

 自民・公明政権の下で、労働法制が次々と骨抜きにされ、青年は、派遣や請負(最近は偽装請負も問題になっています)、アルバイトやパート、フリーターなど、不安定な雇用の下で働かされています。携帯電話で、「明日朝、○時に××で」などと、連絡が入り、明日の仕事と中身が知らされる青年もいます。
 身分保障もなく、病気になれば、生活することもままならない事態です。これでは、親元から独立して、結婚し、子どもを産んで・・・という当たり前の願いさえかなえられない、きびしい現実が横たわっています。
 
 

 こうしたきびしい現実のもとで、市政でも何かできることはないのか——そんな思いで、一般質問で青年雇用問題をとりあげてきました。まだ、部分的ですが、いくつか前進点もかちとっています。

 市役所などに求人情報コーナー
 八幡では、かつて同和事業として、伏見ハローワークの求人情報を隣保館でみることができるようになっていましたが、同和地域以外でも見られるようにと追及し、市役所でもハローワークの求人情報をみることができるようになりました。いまでは、2つの図書館にも設置されるようになり、よろこばれています。
 市内の工業団地の進出企業に対し、市から地元高校生の採用を要請するようになり、地元採用数も増えてきました。
 数年前に、ハローワークの協力を得て、市文化センターで、市内企業などによる求人説明会を開催し、約300人が参加するなど盛況でした。このときは、青年を意識した取り組みではなかったのですが、いま、青年向け求人や就労促進のための講座などを提案し、市のほうも工夫して開催できるよう努力をしているところです。11月27、28日には、府のジョブカフェとの共催で、市文化センターと隣保館で35歳以下の青年を対象に就職支援セミナーを開催することになりました(左は、就職支援セミナーの紹介をする広報やわた11月号)。こうした取り組みが実を結ぶよう、ひきつづきがんばりたいと思います。




 
 社会保険などの未加入企業が増加
 生活相談の中で、当然、社会保険の対象になっているべきなのに、企業が加入しないために、国民健康保険に加入している人が増えています。市内の事業所でも、意図的な未加入が増えています。事業所から見れば、保険料の支払いを免れるための方策ですが、労働者から見れば、事業所負担がなく高い国保に加入することになり、あわせて厚生年金でなく国民年金になるのですから老後の保障にも影響します。
 このような問題も、具体的に質問、追及を重ねることで改善を図っていきたいと思います。同時に、市町村レベルでの解決には壁があり、国や府の根本的な取り組みで、事業所の身勝手な振る舞いを規制して、社会保険の未加入などといった脱法行為をなくしていくことが必要です。

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