このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください


足周り ケンコー New KDSマウント                   MENUへ戻る    

 ケンコー New KDSマウント

外観
左はアリミゾ台座を実装したところ。
右は台座を外し、直接スコープやカメラを取り付ける場合。

フリクション調整箇所
蓋を兼ねるボルト(左写真)を絞め込む事で位置固定が可能。
また、蓋ねじを緩めた時のフリクション調整は、蓋となっているフリクション調整つまみを緩め
開けた中にある皿ビス4本で調整する。 (上下動の可動部分も同じ構造)
各ネジに付けたフェルトペンのマークは調整前(購入時)の締め具合初期値。
出荷時の調整を一応信頼し、このマークを基準にして均等に締めたり緩めたりしている。
 


軽量スコープ(ED52S)実装。
フリクションを適度に調節すれば非常に快適。
このクラスならバランスも全く問題ない。

双眼鏡(アルティマ 7×50)も、問題なく実装可能。
もちろん双眼鏡用にも快適!


コルキット スピカ
天体屋さんには僅か35倍とはいえ、私には高倍率。
カメラ三脚では使いづらかったけど、KDSなら非常に快適! 


星の手帖社 組立望遠鏡
倍率15倍なのでカメラ三脚でも十分だった。
KDSだとオーバースペックかもしれないけど、もちろん、快適! 

 フィールドスコープの実装
 (ここの紹介は以前の実装で、現在はアリガタプレートで、ポルタか、KDSマウントⅡに実装している。)
カメラ用雲台では実現できないフリーストップと全周微動が可能で、星見には使い易い。
(元々が天体望遠鏡用なので当たり前だけど・・・)

ケンコーのこの経緯台に載せる望遠鏡は全長が長いのでバランスは崩れにくいのかもしれないけど、全長の短いフィールドスコープでは水平と上向きでは相当バランスが異なり、都度調整しないとお辞儀してしまう。
左の写真では67mmを載せていますが、バランスを高高度に合わせた状態で、水平にするとかなりトップヘビーになってしまう。
(冒頭で星見に使い易いと書いたけど、上下より左右の動きの多い鳥見向きかも。)

スコープ取り付けの台座を逆さにするよう改造すれはバランスを取り易くできそうだけど、自宅に金属加工の工具が無いので見合わせている。

ただ、このままでも50mmクラスのスコープなら問題なく使用可能。
双眼鏡用にも快適!
(注:写真は天頂近くを見るためのテスト中なので雲台上に載せているけど、実使用では雲台を外し、三脚に直接取り付けた方が、より安定する。)


KDS経緯台へスコープとスポットファインダーを取り付けたところ。
スコープに素通しのファインダーはあるのですが夜間は全く役に立たず、星見にファインダーは不可欠。
(直視型はともかく、傾斜型ではファインダーがないと目標導入は絶望的・・・)


* スコープ取り付け部のネジはダブルナット風にしてスコープ側メスねじを保護している。

(この固定方法は初期の作品。 スコープの載せ替えに不便なので現在はアリガタ・プレートに直付けしている。)

この方法のいいところ ・・・ ファインダーの位置をうまく調節すると、右目でスコープを覗きながら、左目でファインダーが確認できるんです!

相手に少々動かれても十分に追従できる。



スポットファインダー取り付けはホームセンターで探した金具で取り付け。

(画像クリックでもう少し拡大)
フリーストップが効果的に効き、フリクションフリクションのツマミで絞めても一般のカメラ雲台よりズレは少なく、はるかに使い易い。
カメラ用三脚のエレベータが使えるので多少の高さ変更なら可能。 (ポルタの場合、都度、三脚の各脚の長さ調整必要)

軽量スコープ、双眼鏡に使う場合
カメラネジで取り付けられる軽量機材一般、非常に快適!
ただし、重心が高くなるのでバランスを崩し易いので、フリーストップは諦め、フリクションはおおよその方向を合わせたら都度、一杯に締め込むのが吉。 
フィールドスープに使う場合
欠点は載せるスコープなどの重心が高度調整の回転軸より高い位置になるため、安定を保ち難く、かつバランスが崩れるとお辞儀してしまいスコープやカメラを損傷してしまう恐れがあり安心して使えない。
特に高度を上げるとスコープのバランスが崩れ易くなる。
水平方向移動の鳥見には支障少ないが、星見には高度を変えるたびスコープのバランス調整必要。 
特に天頂付近まで見ようとすると三脚付属の雲台につけてやれば目視でならなんとかなるが、三脚が非常に不安定になる。
天体用の経緯台のくせに、星見により鳥見に向く?

構造はしっかりしているし、精度(バックラッシュなど構造的・器械的精度)も十分ある。
あと2cm高さがあって、あと1cm望遠鏡の取り付け穴が外側にあれば 大きな改造しなくてもいいのに、と惜しまれる。

ボーグの片持ち経緯台(ビクセンのアリミゾと規格が合わないらしいのが残念!)のように、鏡胴の取り付けをアリミゾ片持ちに、そして水平のユニットと垂直ユニットの間にスペーサーを噛ませてやれば、かなり使い勝手は良くなるはず・・・    

 News! Kenko New KDSマウントII が出るらしい! 出た!

 まさに、片持ちフォーク式でスペーサー付き!

 こういう風に改造したかった!

 5月初旬から中旬の間に発売するとの事。(ケンコーの某営業所にTEL確認。)

 出た! 見た! 見ずに、 買った!
  (2009.5.11 入手! 足周り その2 New KDSマウントⅡにて・・ )
 

 

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