このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください |
超能力養成双眼鏡? | |||||||
こんなの見つけました! | |||||||
| |||||||
すごいですね、素晴らしいですね! なんと100倍ですよ100倍! 遠くの見たい景色も目の前に広がる! 今まで足の踏み込めなかった山岳地の動物や鳥なども目の前で見てるかのように確認できたり、月や星の煌めきも楽しめる! ・・・らしい・・・ まさに夢の双眼鏡! ・・・でも ・・・ 倍率100倍 !? 経験では25倍のフィールドスコープで ごく短時間手持ちの限界。 100倍なんて、手持ちじゃ、とてもじゃないけど無理。 目の前に広がる? 実視界1.5度、倍率20倍で・・・えっ、見掛け視界30度で”目の前に広がる”? 明るくクリアな視界? (明るさ:1.8〜0.07) あのコンパクトなミクロンでも明るさ 6.3だよ、 最低倍率でも 1.8 なんて・・・ ひとみ径を計算すると 1.35〜0.27mm !? フィールドスコープ用アイピース、80倍のGL80でも 0.8mm。 月や星の煌めき? まさか・・・明るさ0.07で煌めき? ・・・ 高度な光学性能? そうかもな、27mmで100倍なんて、限界倍率も完全に超えちゃってるし、理論値を超えられるんだから、よっぽど高度な光学性能なんだろうな。 あっ、そうか! 超能力を養成する双眼鏡なんだ!! (同類が近くのホームセンターにあったので見てきました!! 結果、やっぱり私には超能力はありませんでしたね ・・・ はっきり言って、トイレットペーパーの芯で覗いた方がよく見える。) でも、こんなのって、実物を見せて売るならともかく、通販で売るなんて詐欺じゃないかな。 こんなの野放しにしといたら日本の恥だな。 良心ってのは無いのかな。・・・と一人密かに思う。 この手のものを扱ってる通販の会社自体も信用できない会社としての判断基準にするしかない。 ホームセンターでも、8〜10倍程度の、ズームでなく、赤眼でない、ごく普通の双眼鏡なら良心的なものもある。 しかし3,000円以内のものは、一時しのぎと割り切って買うべし。 ( 3,000円以内でも実用になる例外発見! V社のジョイフル6X18 ! 高倍率極悪双眼鏡と真っ向反対に、6倍という低倍率! これが実に使い易く、お気に入りの1台!) 本ページの双眼鏡については2〜3機種のみ短時間覗いた事はありますが、自分で購入して長期間じっくりと使用した事はありません。 (人柱になってみようか、と手にしたものの、5分ほど覗いて辺りを見回していただけで頭がクラクラしてくるので結局やめました) 従って、評価に同類双眼鏡として偏見があるかもしれませんので悪しからず。 もうひとつ追加 以前はgoogleで”双眼鏡”を検索すると、20mmクラスの小口径で50倍、100倍なんてものばかりが並んでいたけど、最近は少しは正常化しているのか、極悪級のメーカーもまともな仕様のものが増えてきたようだ。 | |||||||
| |||||||
しかし、このうちケンコーとミザールの公式ホームページにはこの極悪双眼鏡は無いんですよ。 (ナ○カ のホームページは見つからなかったので除外・・・) ケンコー HPにある双眼鏡(デジカメ付、オペラグラス含む、ブッシュ寝る除外)、全88台中、ズーム6機種ミザール 公式HP中、ズームは6台。2社とも、せっかく良い製品を作っていたメーカーだしし、今でも、良い製品はたしかにあります。 ミザールは、レンズなどのパーツ販売も行っていて良心的なメーカーのイメージがあったし、 ケンコーについては私自身、KDS経緯台やテレプラスの愛用者です。 しかし、一方で極悪双眼鏡・望遠鏡を売ってたら、その良い製品を使うクラスの人たちから見放されてしまうんじゃないですかね。 ブランドが泣きますね。 私自身、店頭で見ただけで良否判断できる知識・経験もなく、ましてスペックだけしか分からない通販で物を買おうとすると、そのメーカーに対する信頼が無ければ買えません。 これはいいかもしれない、と思っても極悪双眼鏡などのイメージが浮かび、初めから対象にしない方が無難だろうと光学系の商品には手を出し難いところです。 まあ、両社とも日本メーカーのブライドを思い出して、早く こんな製品から手を引いていただきたいところです。 (ふじのんさん、せっかくFMTとか一級品の双眼鏡をつくっていても、KFシリーズは極悪双眼鏡の仲間かと思われますぞ・・・) |
このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください |