このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください


最終兵器は 左右異倍率天体双眼鏡!                   MENUへ戻る    

星の手帖社 組立天体望遠鏡35倍

ついに5台目・・・
ここまできたら半分意地だね。 とりあえず、星の手帖社、制覇。 

出張の帰り道、大阪市立科学館に立ち寄りして買ってきた。
次の土曜日に組立よう・・・

 ・・・って事で、いつものように早速組立てる。
 組立てるとは言っても、おなじ「組立望遠鏡」15倍と同じでごく簡単。
 説明書通りに組立てれば無問題。

 注意するのは、対物レンズにOリングを固定するときにレンズを汚さないこと。
 レンズの数が多い(対物含めて4組)ので向きを間違いえないこと。

 そしてもう一つ、アイピースの中に組み込む絞りについた埃をよく取り払っておくこと。
 ここに埃がついたまま覗くと、視界の中ですごく目立つ。
 って、事は、ここに十字線を張ればファインダーとして使えそうな気配。

 完成したところは左の写真。
 広角レンズで写したので大きさが違って見えるが、実物は全く同じ大きさ。
 シールの「35倍」という文字が無いと見分けがつかない。

 二台並べて左右異倍率天体双眼鏡! 
 ・・・・ははは・・・ 頭がクラクラする。
 けど、同じ倍率2台で試してみたい気持ちが湧いてくる。

 アイピースの差と思うけど視界は35倍の方が視界が広く、そして期待通りシャープに見える。
 35倍にもなれば、当然、三脚は必須。

 35倍程度で月を見るなら普通のカメラ三脚でも十分と思うけど、じっくりと観察するなら微動が欲しくなる。
 新たに買うんだったらカメラ三脚+KDSマウント、あるいはポルタ経緯台を奮発するのがお薦めだが、これらのキット望遠鏡の数倍も高くなってしまう。
 
 ここは一発、自作で色々と試行錯誤してみるネタかもしれない。 

 パッケージは15倍と同じイメージの色違い。
 中身もほぼ同じ。

 違うのはアイピース。
 15倍ではプラスチック製3群3枚だったけど、
 35倍ではガラス製の3群5枚にグレードアップされている。

 注意するのは各レンズの向き。
 そしてアイピース内に取り付ける絞りについてしまう埃。
 ここに埃がついていると目一杯拡大され、かなり目障りになる。
 と、言う事は、ここに十字線を張ればガイドスコープに使えるかな、と・・・
 

 これもいい!

 さすがに35倍になると、お月さまも結構迫力が増した。 デジスコとして写真を撮るのは相当苦労したけど、目視ならこれで十分楽しめる。
 小学校低学年には15倍が手頃だけど、高学年ならこっちの方が向いていそう。 ただし三脚必須。 
 

 で、さっそく見てみる!
組立て望遠鏡 35倍
組立て望遠鏡 15倍
手持ちデジスコで撮ったので光軸がなかなか合わずうまく撮れてないですが、目視では結構シャープ。

月: やはり35倍となると迫力が出る。  目視ではクレーターも結構シャープに見える。(写真は実際の視界を2倍にしたイメージ)

近くの電柱: デジスコにするとアイレリーフの相性が良くないのか相当ケラレて視界が狭く写っているが、目視では35倍の方が随分と広視界です。
  目視の色ずれは中心部ではほとんど感じず、周辺部では多少出るが、気になる程ではない。


組立て望遠鏡 35倍
コルキット・スピカ 35倍

モデル名: Nikon COOLPIX P5000 焦点距離: 7.5mm 電子ズーム倍率: 1.00
絞り値: F/4.3 シャッタースピード: 1/60秒 ISO感度設定: ISO 400

モデル名: Nikon COOLPIX P5000 焦点距離: 7.5mm 電子ズーム倍率: 1.00
絞り値: F/4.3 シャッタースピード: 1/60秒 ISO感度設定: ISO 800


 手持ちデジスコなので光軸合わせに四苦八苦し、更に手ブレでうまく撮れていないが、目視では結構シャープに見えている。

 (コルキットと比較し、シャープさは、目視では、ほぼ互角。 デジスコではスピカの方がシャープに撮れる成功率は若干高いかな、と思える程度の差。)

 組立て35倍の方は月の端に若干色ずれが生じている。 (目視の感覚ではスピカの5割増?)

 なお撮影は月の入り時刻22時01分対し、撮影時刻は20時30分から21時頃なので位置が相当低く、条件としてあまり良くなく不満足な出来栄えだが、 梅雨の真っ最中なので次いつ撮れるか分からないので一応載せておきます。
  

 

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