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星見のメモと防備録.1 (星の等級と数)                                   MENUへ戻る    

 注意! このページは私の個人的防備録で、内容の正誤に関して何の保証もありません。
 
 星の明るさと数

ものの本によると、ギリシャの天文学者ヒッパルコスが、紀元前150年頃に区分肉眼で見える星を一番明るい星を1等星とし、最も暗い星の6等星までに分けたのが始めらしい。
(私ゃまだ生まれてなかったんで真偽のほどはわからないけど、いろんな本に書いてあるんで正しいんでしょう ・・・)

・・・ で、各等級ごとに星はどのくらいあるのかと思って調べてみると、理科年表(2009年版、[恒星の数と分布]のページ)に載っているのをやっと見つけた。
等級明るさ(倍)全天の星の数累計星数 倍率 
−1等星6.3122 -
0等星2.51794.50
1等星1.0012212.33
2等星1/2.5167884.19
3等星1/6.311902783.16
4等星1/15.87109883.55
5等星1/39.82,0003,0003.04
6等星1/1005,6008,6002.87
7等星1/25116,00024,6002.86
8等星1/63143,00068,0002.76
9等星1/1,585120,000190,0002.79
10等星1/3,981350,000540,0002.84
11等星1/10,000870,000 1.41E+062.61
12等星1/25,1192,300,000 3.71E+062.63
13等星1/63,0965,600,000 9.31E+062.51
14等星1/158,48913,000,000 2.23E+072.40
15等星1/398,10732,000,000 5.43E+072.43
16等星1/1,000,00069,000,000 1.23E+082.27
17等星1/2,511,886140,000,000 2.63E+082.14
18等星1/6,309,573280,000,000 5.43E+082.06
19等星1/15,848,932420,000,000 9.63E+081.77
20等星1/39,810,717710,000,000 1.67E+091.73
   
 1等級ごとの明るさの違いは 2.5倍 (2.511886 倍)、1等星と6等星の明るさの違いは100倍。
 また星の数は自分でもグラフにして初めて気づいたが、3等星から18等星までの間、等級とともに対数的(1等級増加ごとに平均2〜3倍)に増加している。
 (星の数、出典は理科年表)

目視で、1等星から6等星まで全天で8,588個(実際見えるのは半球なのでその半分で3,000〜4,000個程?)見えるらしいが、これは非常に条件の良い、真っ暗な空でのこと。
 光害のある市街地ではせいぜい3等星まで(300個の半分150個)〜4等星まで(1,000個の半分で500個) くらいじゃないかなぁ・・・と思う。
(私のところでは条件の良い時で ”すばる” が5つほど見える程度だから4等星程まで・・・かな?)

MEMO
○等級について
星の見掛けの明るさは等級で表し、光量が 5√100=2.512 倍 ずつ等比的に増すごとに 1等級ごと減少する。 (1等級増すごとに 1/2.512 倍に暗くなる。)
また、100の5乗根なので、5等級増す(=5回掛ける)ごとに明るさは1/100倍となる。

○等級が増えるたびに、どれだけの星が見えてくるか。

−1等星から4等星あたりまでは多少バラつくが、4等星から15等星辺りまでは1等級増える(暗くなる)たびに見える星の総数は2.4〜3倍程度増えている。
(極限等級 8.9となる30mm双眼鏡と比べ、50mmでは極限等級が 10となるので、その差は1.1等級。 見える星の数は約3倍程に増える。)

 

 

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