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度欲おぢさん「常識外の世界」

パワーストーン
第一話 パワーストーンってなに?

筆者は1993年頃から指輪につけるような石に興味をひかれ始めたのである。紫水晶、縞メノウ、赤メノウ、ムーンストーンなどの安い石とともにサファイヤやルビーなどにも惹かれてきている。その前にもムーンストーンなどの指輪を買ったことがあったが、それは面白半分であり、石の持つ魅力に惹かれたためではなかった。

94-96年にジャカルタの西郊にあるセランという町にいたときのことである。ここでも町から15km離れたところにある、Pamarayan堰という農業用取水堰の改修工事をしていたとき、事務所のスタッフが、ある日つかつかと寄ってきて「宝石に興味はあるか?」と聞くので「どんなもの?」と尋ねると、翌日それを見せてくれました。0.5カラットくらいの薄い色のサファイヤで、カットもわりときれいなものだった。
「親しい友人からこの石を分けてもらったんだけど、指輪にするお金もないし、僕が持っているよりも、あなたが持つにふさわしい石だ。ちょうどいまボクはお金に困っているからよかったら買い取ってもらえないだろうか」と持ちかけられたのだった。
一晩考えて、三万円で買ったのです。その石を指輪にするのにいろいろなお店を歩いた結果、プラチナ台にすることにしました。指輪代だけで三万円ちかくもしました。 それが写真の二段目の右から二番目の指輪である。
そのあと、道路際の指輪屋さんにあった、赤い石が妙に気になってそいつも買ってしまい、18金の台をつけてもらったものが一番上の段の左から二番目のものです。

中部ジャワにあるスマランという都市に出張にいったあいだの休みの日に、偶然サファイヤの指輪をしてディエン高原にいきました。駐車場の一角に物売りがいてそのまわりを数人が囲んで興味深そうに見ています。もともとなんにでもクビをつっこむおぢさんですから、もちろんその中に割り込んでみたところ、黒いルビーの指輪を売っていたのです。
この指輪屋は指輪の効果を試す道具をつかって販売促進していたのです。
その道具とは、カボッションに磨いた石をひとつ入れた小さいガラスのコップを、十数個のメノウのような石を乱雑に並べた置いただけのものでした。指輪の石とはめている人の波長があうと、指差ししただけで、コップの中の石が盛んに回転するのです。

ためしにサファイアの指輪をした手で指差ししてみると、石はびくとも動きません。「あははは、その石はだめだよ」とその指輪屋のおっさん。
コン畜生とばかり、こんどは赤い石の指輪をして指差してみると、コップの中で勢いよく回ります。このコップには7分目に水をみたしてありましたから、石が回る勢いで、ちょうど洗濯機の中の水のように渦ができるんです。いったいこのエネルギーはどこから来るのだろうかと不思議でした。

おっさんが店じまいした後、その道具を借りていろいろと試してみました。
(1) 水をいれないと、石はコップの中で回らない、
(2) コップの回りに置く石はどの順番に置いてもよいが、ひとつでも取り除けると回転が止まってしまう。
(3) 石が良く回る指輪をして指差ししたばあいの「エネルギー」の到達距離は指輪の石がもっている強さによるが、5m以上はある。
ということでした。
後日、この話を科学技術庁の研究員にしたところ、「そりゃあ、電磁式攪拌装置だろう」ということでしたが、回りの石をひとつ取り除けただけで回転が止まってしまうところや、そのおっさんがスイッチをいれたり切ったりしているようにも見えないので、永久機関のようなものではないかと思われました。
 
 この道具に惹かれて、「これ、売ってください」と尋ねましたが、「これがなきゃ商売できないよ」と即座に断られてしまいました。この道具を作った人がもう死んでしまって、二度と作れないからだそうです。買えたら、日本にもって帰って、リモコン代わりにしようと思っていたのにできませんでした。
これとよく似た道具を販売促進のために使っているおっさんを数ヶ月前にランプンで見かけました。そのおっさんに尋ねると、この道具を作っている人はまだ生きているというとのことでした。この道具はランプンに住んでいるバリ人から買ったとのことで、そのバリ人らしき人に確かめたところ、確かにそれを売った本人でした。入手先を尋ねてもわかりませんでした。

このプロジェクトに従事しているときに、神仏からの啓示をうけてヒーリングを始めることになってしまった。この際もっとも困ったのは患者からの病気や痛みの移動であった。医学的には何もしていないにもかかわらず、患者の症状が軽くなると、ヒーラーである筆者の身体の一部が痛み始めたりしたのである。生理痛のヒーリングをしたところ、その女性の痛みは軽減されたが、男性である筆者にはあるはずのない子宮にあたる位置がしくしくと痛み始めたりしたのである。それだけではなく、腹痛や、頭痛、発熱、腫瘍などのヒーリングを行うと、その症状が不思議と筆者に出てくるのである。

ヒーリングをしていてその病気が施術者に移ってしまってはどうにもこうにもならない。ヒーラーとして失格なのである。
試行錯誤の結果、宝石には謎のパワーがあり、そのパワーを使えば病気がヒーラーには移ってこないことを発見したのである。ただ、強い力があると言われているサファイヤやルビーなどの高価な宝石には手が届かないので、安価な紫水晶や縞メノウを利用することになった。とはいえ、小遣いをためて宝石のついた指輪を何点かは持っている。こんな安物ばかりの「おぢさんの宝箱」をお見せするのは恥ずかしい限りであるが、これらのすべての石には何かが宿っているのであえてあげたものである。


おぢさんの宝箱

上段左から
透明な石人造石のジルコニア二日酔い防止用
メラシャムと呼ばれる石この石が筆者の波長によく合う。体力増強用
オレンジ色きれいな色だったので購入した不明
黄色のシトリン(?)水による下痢防止
二段目左から
赤メノウいただきもの体温上昇用
ヒスイ多分これは人造石(練り物)災難よけ
セイロンサファイヤ(?)1994年に友人から買った石。少し赤味がある薄青色体温低下用
濃い緑の石種類名不詳瞑想などに適する
三段目左から
青い石人造石と思える、種類名不詳眼精疲労回復用
縞メノウ神経興奮抑制用
トルコ石いただきもの災難よけ
オニキス横浜駅近くでガイジンの露天商から買い求めたもの神経興奮抑制用
下段左から
青紫の石種類名不詳
青い石種類名不詳アレルギー症状改善用
 

一般的には人造石には何かが宿ることはないが、例外的に何かが宿る石ができることがある。上の写真の人造石はこの例である。
メラシャム、赤メノウには18金の台を付けた。赤メノウの台はテヘランで特注したもので出来はきれいである。US$280であった。
この指輪を作った時分はパワーストーンの力を借りてヒーリングを行っていたが、一年以上続けた結果、パワーストーンの持つ波長を自分で励起できるようになり、これらの指輪はあまり使わなくなったのである。

次のページには2009年にジャカルタで買った縞メノウの写真を掲載する。

2009-08-29 作成
2009-10-14 記事追加

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