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度欲おぢさん「常識外の世界」
パワーストーン |
第五話 パワーストーンを使ってみたら |
パワーストーンがその役目を終えたときに、自分で消えてしまうという話の続きです。こんどは、約束をたがえたので、持ち主から消えてしまったという話です。1997年に筆者がジャカルタ出張をしたときの運転手さん、この人はものすごくいたずらなんです、から聞いた話です。 十数年前の話。ふと立ち寄った場所で老人に呼び止められました。「アンタは困っているようだから、この石をあげよう。指輪にしていつも身に着けておくように」と大きな赤い石を貰ったのです。さっそく彼は道端の指輪屋さん(場所はちがうが大体どこでもこんな店構え)で指輪を作らせて、していました。 この指輪をしていると、運転中にヒヤッとすることがいままでよりも少なくなったような気がしたので、その指輪をつけたり取ったりして試してみたところ、やはり思ったとおり指輪とヒヤッとすることに関連があることが分かりました。その指をしていて、九死に一生を得たことがなんどもありました。また、男女を問わず良い友達が増えたとともに、金回りも良くなりました。「運が回ってきた」ということでしょう。 あるとき、出張先でホテルに泊まったときに、運転手仲間の悪友が「ひとりづつ女の子呼ぼうぜ」と誘いました。「まあ、おしゃべりくらいなら」と彼はOKしました。 その女の子は夜遅くなっても帰らず、結局同じベッドで寝ることになりました。 寝付いたときはよかったのですが、数時間寝たあと、彼は自分の一部が大きくなっているのにふと気づきました。寝返りを打つたびに、ぴちぴちした肉体に触れてしまうからです。 はっきり目覚めているときは理性が支配していたのですが、朦朧とした意識のもとでは「だめだめ、よい子だ。ねんね、ねんね」という理性の声が聞こえなくなってしまいました。結局、本能の方が勝ってしまい、一晩を過ごしてしまいました。 未明に女の子が帰りしたくをしている音で目覚めて、昨夜はずしてサイドテーブルに置いた指輪を手探りしましたが、ありません。「はっ!」と、眠気も何も吹っ飛んでしまい、テーブルの裏やベッドの下、マットレスの間など落ちていそうなところを徹底的に探したのですが、ついに指輪は見つかりませんでした。 指輪を無くした後は、以前にもまして、運転している間にヒヤッとすることが増えたとともに、ついには事故を起こしてしまったということです。彼はそのときに指輪をくれた老人の言葉を思い出しました。それは、 「奥さん以外とセックスしたら、すぐにこの石は姿を消してしまうから」 というものでした。 事故を起こしてしまった後から、自分を守るための石を探しているのですが、なかなか良い石に出会わないとのことでした。 インドネシアでは、奥さん以外との性交渉の禁止が、このような超能力を使う際の条件になっていることが多いのです。なんででしょうねぇ。とても不思議です。 この運転手さんは、若い頃はとっても色白のハンサムでしたので、デヴィ夫人の家のボーイさんをしていたことがあるそうで、スカルノ大統領が来たときの毒見係もかねていましたし、日本から着たばかりの夫人は「寛治、寛治」と呼んで(本名はKandi)かわいがっていたということです。デヴィ夫人の秘密もたくさん知っているでしょうね。 その後、日本国大使の家で働きました。大使の子供たちの家庭教師がとてもセクシーで若い独身女性だったそうです。彼はどうにかしてこの家庭教師の裸姿を見たいと熱望していたのです。 彼女が浴室に入ったのを物音で聞きつけて、扉に忍び寄って鍵穴から息を殺して盗み見していました。 この浴室は中庭に面していたのです。しばらく盗み見したあと、ふと我に帰った彼は背中に強い視線を感じているのに気がつきました。 もう、隠れるところもなにもありませんから、顔を真っ赤にして自分の部屋に逃げ込みました。 その夜、彼は大使に謝りに行きましたが、大使は小言も何も言わず、ただウインクしただけでした。それから彼は二度と盗み見をしなかったといいます。 パワーストーンを身につけたら、悪いことはしないようにしましょう。悪いことをするとパワーストーンのパワーが落ちるだけではなく、罰が当たるようなことに出会うかもしれないからです。 トイレに行くときにはパワーストーンは手の中に握り締めるようにしてください。調べてみたところ、パワーストーンの指輪の石を手の甲側にある時に、尿の最後の一滴が体を離れた時にパワーがなくなることがわかりました。もし、指輪をしたまま小用を始めてしまったなら、すぐに石を手のひら側に回してしっかりつかんでおくことです。こうすればパワーはそのまま残っています。 |
2009-10-29 作成
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