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超能力開発研究所
Supernaturalism

第二話 超能力訓練法

第七章 第三の目の応用法

7.1 透視力を使う

第三の目が使えるようになると、視覚では見えないいろいろなものが見えるようになる。
たとえば、人や動物の怪我をしている体の部位や病変が起きている部位である。その部位が体の内部にあろうとも、第三の目で感じることができるようになる。また、憑依しているお化けもその数と強さ、位置などがわかるようになる。更には神を感じることができるようになるから、神を「信じる」必要がなくなるのである。
しかし、良いことばかりではない。一般の人の能力を越える超能力を授かったら、それを他人のために使わなくてはならない。たとえ、その本人が望まなくても不本意であっても、その治療を行う義務が出てきてしまうのである。
したがって、超能力を授かったことは、それが良いことかどうかは本人の判断次第である。他人の世話を焼くのが嫌いな人は超能力などを求めないほうがよい。やるべき義務が増えるだけだからである。、

しばしば「私どこか悪くない?」と女性から尋ねられる。その都度みてあげるが、お金をもらっていないので、あまりに執拗な依頼があるときには嫌味の一つもいいたくなる。
「皮膚や骨を透過して内臓を見ることができるということは衣服も透過して見ているということを理解していますか?」というとほぼすべての女性はあわてて手で隠す。しかし、既に遅いのである。すべて見てしまったからである。といってもピントが合っていないイメージが見えるだけだから、細かいことはわからない。ただ、皮膚表面の生傷や、かさぶたなど治りつつある傷ははっきりと感じることができる。


7.2 外傷および体内の変化を感知する

外傷および体内の病変部の治癒途上にある部位からはある種のエネルギーが放出されている。このエネルギーを感知することで、外傷や病変部の部位、大きさ、治癒の程度などを知ることができる。前述のように第三の目を使う場合には眼球で直視する必要がないから、患部がギプスの中でも包帯の中であっても問題なく検出できる。
患者がすでに死亡している場合は患部の治癒が行われないからエネルギーが放出されない。これを利用すれば遠隔地からでも、患者が行方不明でも死亡しているか生存しているかを知ることができる。

男女間の性行為が行われた場合性器に小さな擦過傷がたくさんできる。この傷はもちろん治癒するからエネルギーが放出されている。したがって、このエネルギーの強さで治癒の程度も感知できるから、何時間前に性行為を行ったかも推定できる。もちろん自慰行為で性器についた擦過傷も感知できる。今までの経験からは、性行為と自慰行為の際にできる擦過傷はその位置が異なるからそれと理解できるのである。他人の性行為をとやかく言うつもりはないが、わかってしまうものはやむを得ないのである。

女性の生理(月経)も生理痛が始まる数日前からその兆候がでるのでそれとわかる。毎月左右交互に排卵するようであるから、活性化している卵巣が分かる。また子宮が腫れ始めるので色が変わって見えるのである。月経がはじまって終わるまで、下腹部が変色して見えるのである。その女性は自分の女房でないので、生理かどうかは筆者には関係ないことだが、とにかく見える。

妊娠は女性にとって最大の作業であることはいうまでもない。妊娠しているかどうかも妊娠二週間目でわかるようになる。妊娠8週間を過ぎると胎児でも男女の性差が出てくるので、生まれてくる子供の性別がわかるようになる。今までの正解率は90%であった。自分の欲目が入ると判断を誤るのである。
「直観は正しい。間違えるのは判断である」とはよく言ったものだ。


7.3 一部ですべてを見る

第三の目の訓練を続けていると、顔写真のみで身体すべての部位の外傷および病変部などの患部の状態がわかるようになる。
1998年にイランのテヘランで友人から老女の写真を見せられ、健康状態について尋ねられた。
写真からこの女性は額の真中に大きな打撲傷があり、軽い脳挫傷を起こしていた上にひどい痛風と高血圧症であることが分かった。その旨、友人に告げると彼はこんなことを打ち明けてくれた。
この女性は一年ほど前に亡くなった叔母である。強盗に入られた際に足が悪くて逃げ出せなかったため、部屋で転倒して際に前頭部を強打してそのまま死に至った。この事件は迷宮入りになってしまっているので、犯人の足取りが分かれば教えてほしい、とのことであった。
筆者は「失せもの探し」の能力がまるでないので、その依頼はお断りした。

精神をもっと集中すると、現時点の状態だけではなく、不思議なことに過去の一定の時刻における患部の状態もわかるようになる。この経験から「閻魔帳」に相当するデータベースがあることを確信したのである。


7.4 お化けを見る

視覚によらずに第三の目で昼間でもお化けが見えるようになり、そのエネルギーの強さ、大きさ、個数、付着位置などが分かるようになる。ここまでくれば後はお化けを物理的に除去すれば除霊完了である。
見えると言ってもその姿がはっきり見えるのではなくその形状がぼんやりと分かったりするだけである。
お化けのエネルギーの強いものは明るく輝き、そうでないものは暗い。また、その大きさはエネルギーの強さとは関連性がない。ちょうど恒星と同じである。お化けがこの世に存在している年数もなんとなくエネルギーの種類からわかる。古いものはやはりカビ臭いのである。

人に憑依しているお化けだけではなく、いわゆる地縛霊も見えるようになる。巨木や巨石に棲んでいる霊もあるし、事故や自殺地点に残っているこの世に未練がある霊もある。強力な地縛霊を検知した場合、その地点に近づく前に気付いて迂回するようにしている。なるべく面倒は背負い込みたくないからである。


7.5 パワーストーンを識別する

第三の目の使い方を習得するまでは、手のひらでパワーストーンの識別をせざるを得なかったが、習得後は第三の目を使って識別ができるようになる。
いくつかあるパワーストーンの中から相手に最適な石を選んであげる場合にも使えるが、そうするとあまりありがたみがないから、先に目星をつけておき手のひらを使って選んであげるのかよいだろう。
ただ、数千個の石の中からパワーストーンを選ぶ場合にはこの方法を使うと肩が凝ったり頭痛がするので、筆者はもっぱら第三の目を使って、次のようにしている。
お盆やパレットの上にまず約200〜300個の石を並べる。第三の目を使って、パワーストーンがありそうな部分の石を十数個まとめて何回か取り出し、別な場所に置いておく。この作業を何回か繰り返すと数千個の石を選別できる。
先ほど取り分けた石を同様にして選別していくと、数千個の石の中から数百個の石を選ぶことができる。パワーストーンといえどもきれいなものが好まれるから、その中から欠けているもの、傷の付いたもの、クラックがあるもの、模様が汚いものを除去する。
残ったものは 美しいパワーストーン になるというわけである。
この方法はルビーやサファイヤなどを選ぶ際に使うのがよい。どの石がその使用者に適しているか心で念じて石を見れば、石のほうから「私を使ってください」と思念を送ってくるからそれを選べばよい。
パワーストーンを宝石箱に入れておくとパワーが下がることがある。これは隣の石のエネルギーと干渉してその石のもつエネルギーを減衰させるからである。一般的にパワーストーンはエネルギーの自己充電型であるが、このような環境下に置かれたりエネルギーの使い方が苛酷だと、パワーストーンの能力が著しく低下することがある。この場合にはウエブサイトにあるような方法でパワーストーンの能力復活を試みるとよいだろう。
筆者自身パワーストーンの初期化、データ書き込み、エネルギーの充電が可能なので、上記の能力復活法をやったことはない。


7.6 仕事でこの能力を使う

筆者は鋼構造物のエンジニアだから、専門分野でこの能力を活用している。実例を紹介しよう。

(1) 溶接や鋳造品の非破壊検査
溶接や鋳造品には内部欠陥とよばれるものが必ず存在する。内部欠陥には割れ、ガスの巻き込み、異物巻き込み、結晶異常などがある。また見えないものでは構造物の一部に発生する応力集中などがある。
これらはこれらの構造物の本来の機能を阻害する危険因子であり、簡単に見つけ出すことができる。
その構造物の部材が薄い場合には欠陥の除去が簡単であるが、厚い材料を使用している場合には、その欠陥の深さが必要になる。その際には、豆を五本指でつまみあげるような形に指を揃えたまま、斜めにして検査箇所に近づける。そうそう超音波探傷のプローブを想像してもらえばよい。

一か所だけだと深さがわからないが、上図のように二点からエネルギーを放射してやれば欠陥の表面からの深さが計測できる。36-38mmの鋼板の溶接欠陥をこの方法で調べたところ、2-3mmの誤差の範囲に収まったことから、かなり有効であると言える。また、この方法で検査した後、超音波探傷検査で全線調べたが重大な欠陥の見落としはなかった。これは約20本の溶接線で検証した結果である。

この方法で検査を実施する場合、直径が0.1mmに満たない欠陥をも検知してしまうので、超音波探傷検査用の標準片で目と手のひらの感度をキャリブレーションしておくのがよいだろう。お化けなどとはことなり、構造物の欠陥から発せられるエネルギーはけた違いに大きいことを覚えておくとよい。

また、局部に応力集中が発生している場合、その部分のシルエットだけが歪んで見えたりすることがあるので注意が必要である。ただし、背筋がぞっとするような欠陥でない限りは、構造上問題なく、その部分の応力集中による構造物全体の破壊にはつながったという経験はない。

(2) 高力ボルト継ぎ手(接合)の締め付け検査
大型鋼構造物では輸送と組み立ての都合から現場継ぎ手を設けざるを得ない。現場継ぎ手には溶接継ぎ手と高力ボルト接合、リベット接合などがある。溶接継ぎ手に関しては上記の非破壊検査方法を用いる。リベット継ぎ手はすでに時代遅れであり、使用頻度も少ないのでここでは高力ボルト接合について述べる。
高力ボルト接合の際には締め付けトルクの管理が最重要課題となる。管理を厳しくしていても不注意から締め付けトルク不足なり、締め付けトルク超過などが発現することはやむを得ない。
この問題を解決するのにも第三の目を使うのである。
心眼を澄ませば緩んでいるボルトと締め付けすぎのボルトの大体の位置が見えてくる。上図にあるように手でその位置の検出をすれば問題をはらんでいるボルトを検知することができる。
作業開始直後には、心眼のみではなく手とチェックハンマーを使って、緩み検出の際のエラーを最小限に抑える。慣れてきたら、心眼のみでも90%以上の確率で確実に緩んでいるボルトを検出することができるようになる。

(3) 鋼構造物の現場溶接作業の事前指導

一般的に地表面から高い場所にはお化けはいないのだが、あまのじゃくも存在する。こういうあまのじゃくのお化けが、鋼構造物の現場継ぎ手の溶接線上にいると作業を邪魔することがある。その場合に、この部分は問題が発生するから丁寧に作業するよう溶接工に指示を与えておく方法を取ればよい。
溶接線ではなく、ボルト接合の箇所にお化けがいる場合がある。この場合には「この部分は事故が起きやすいから十分に注意して作業するよう」作業員に指示しておくとよい。品質管理のみならず転落事故などの防止にもつながるからだ。

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初校 2009/09/13

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