このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

相鉄線上のアリア

この企画は、相鉄線の駅を音符に見立てて、音楽にするというものです。
この時点で、あまりの不毛さにあきれ返ってしまった方は、
このあと更に無意味な世界が広がりますので、ぜひぜひお楽しみください。


相鉄線はこんな風に、東西に伸びつつ
手頃に南北にも触手を伸ばしています。

なんだか、
踏み潰された鼻めがねのような格好ですね。
右端が横浜駅です。左端は本厚木です。一番下は湘南台です。

黄色い駅は、今の駅です。黄緑色の駅は幻の駅です。水色はいずみの線です。

この路線図に5線譜を引いて、駅を音符にしちゃいます。

↓こんなイメージです。


駅の位置、相互関係を確実にする為に、座標を決めました。

緯度で音程を決定します。

最南端の湘南台を基準として、6秒で半音上がるように設定しました。

次に経度で音譜の長さを決めました。



以上の"くだらない計算"により、相鉄線の駅の音符が決定いたしました。

次に楽器の設定ですが・・・

midi-ch
演奏
楽器
パート
備考
1
現在の本線の旅客用全駅
フルート
主旋律
2
幻の駅を行く急行電車の駅
バイオリン
副旋律
3
いずみの線から準急停車駅
ウッドベース
ベース
湘南台からいずみ野までは音程を1オクターブ上げています。
4
扱いの困難な駅(旧海老名など)
フルート
副旋律
10
効果音
ドラム1
スネア・線路のつなぎ目音。シンバル・踏み切り。タム・すれ違い
11
効果音
ドラム2

こんなアバンギャルドな曲になりました

相鉄線上のアリア



曲の解説

 "相鉄線上のアリア"は相鉄線の路線を計画した設計者の作品であると思われがちであるが、もともとオリジナルの地形から生じた当然の結末であり、特に平沼橋から横浜間は、他力本願に出来ていると言っても過言ではない。
 さて、そのメロディラインであるが、曲の冒頭部から入る幻の駅を行く急行電車の駅の本厚木、当時の相模厚木から中新田口、厚木、大塚本町という旋律の流れは、追随する取り扱いの困難な駅、即ち相模厚木を起点とした旧海老名、相模国分の副旋律と相容れない奇妙さによって実は相容れているのであり、更に続いて開始する主旋律、現在の本線の旅客用全駅の本来唐突な開始をなめらかな物としている為に役立っている。
 前半は、これらの旋律がバランス良く配置されるが、突然、通奏低音が鳴り響く。北緯139°28′11.3″の湘南台から除序に北上する旋律は、本線と偽りのカノンを形成しながら、一気に二俣川まで上るかと思えば、いずみ野から弥生台で一時停滞する意外性を持っている。
 二俣川から横浜までの後半部では、各停、ベースの準急とまぼろしの駅が前半には見られない統一性を持ちつつ、横浜で集束しているが、その短い時間の中でも特に主旋律においては、西谷から一気に南下し、西横浜から北上する所に醍醐味がある、と言えるだろう。


短期限定アップ
リアルオーディオです。

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