4 0 0 系 つ ば さ

 18年間走り続けた初代ミニ新幹線400系。
 今までの新幹線とは違うカラーリング、小さい体で新幹線の線路を豪快に走る姿が印象に残ります。
 ここでは福島〜山形の在来線区間を中心に400系の姿をご紹介します。

- 梨源郷をゆくL1 - (2008/04)

福島駅でやまびこ号と別れたつばさ号は、早速難所、板谷峠へ挑みます。ここは昔からの名所、庭坂の大カーブ。

この時は山形県で撮影し回っていたものの、残念ながら曇天続き。とうとう最終日を迎えてしまいました。
前日のうちに福島へ移動。しかし車内就寝出来る場所がなく難儀。ろくに眠れないまま朝を迎えました。
やがて夜が明けてくると…雲ひとつ無い快晴!早速現場へと向かいました。

桜は散った後でしたが、辺りの梨の花は見ごろを迎えていました。
そして後方には、吾妻連峰が。左の吾妻小富士には、この季節の名物、残雪の雪うさぎもまぁまぁ出来上がっていました。
線路の横と後ろの丘にある桜は種類が違うのかこの時が満開、そして桃も共演!

狙いは1番列車。するとまずはE3系が登場。400系も狙うべく2番列車を待つ。
そして2番列車は…またE3系。。。
当時は400系置き換え前で、3編成あったE3-1000系が2本連続で来るというのはかなり珍しかったのです。

さすがに次はないだろうと待ちわびた3番列車は…無事、400系、それも試作車のL1!
このL1、試験走行で345km/hを記録。実際に乗客を乗せる車両としては、確か最速記録だったと思います。

(2010/11/21)


- 踏切にS4あり - (2008/07)

もともとの在来線を走るゆえ、普通の新幹線とはまったくもって異なるのがミニ新幹線。
むしろ新幹線という言葉は相応しくなく、普通の特急列車の様なものですね。

普通の新幹線には絶対に無いものの1つが、踏切です。
のどかな田園区間には、時折小さな踏切もあり、とても新幹線車両が通過するとは思えない雰囲気。
でも、ちゃんとやって来ます。

踏切には400系のイラストがあり、登場時のカラーリング、しかもモデルはL1となる前のS4。楕円窓もちゃんとありますね〜。
400系が引退した今でも、恐らくこの看板はそのまま残っている事でしょう。
果たしていつまで…?

(2010/12/18)


- 秋の山越え - (2008/10)

山形新幹線で、ただひとつの難所、板谷峠。
連続4つの駅のスイッチバックは解消されたものの、最大38パーミルの急勾配はそのまま健在。
現在はスイッチバック跡を横目に、すいすいと峠を登っていきます。
すいすいとはいえ、登坂中は常時力行、モーターは低く唸るままひたすら登って行きます。

ここはそんな板谷峠の大俯瞰の現場です。
しかしここへ行くには大変で、普通の乗用車だと間違いなく側面がすり傷やササ傷がたくさん付いてしまいます。
側面に気を遣いながら登り切ると、すばらしい風景が待っているのです。

あいにくの暗い曇天でしたが、秋、ほぼまっさかりのタイミングで出会えた事に感謝でした。

(2011/01/22)


- 次はこっち - (2009/01)

東京駅にて、出発を待つ400系。
この前月からE3-2000系がデビューしていて、いよいよ400系の引退が始まりだした頃でした。
そして400系の向こうには、先に交代を終えた中央線が見えます。
お互い、引退時期はほぼ同じながら、登場時期は10年以上の差があり、やはり新幹線車両は短命なんだと実感。

それにしても、東京駅丸の内側もいつの間にか随分とたくさんの高層ビルが建ちました。
上層階からは発着する列車達を眺められますね。
列車を眺めるといえば、メトロポリタン丸の内。一度行って(泊まって)みたいですねぇ。

ちなみに写真のL6編成は、山形新幹線開業時に上り1番列車として走ったそうです。

(2011/12/09)


- 山形の春 - (2007/04)

東京では新緑も終わりかけの頃、山形ではようやく春がやってくる。
長い間、雪に閉ざされた雪国が微笑み出すこの時期が何とも好きです。
下りのつばさは季節を逆行、上りのつばさは季節を順行していくんですね。

若干、旬は過ぎていますが、あちこちに桜が咲き誇る中、単線区間をゆっくりと走るつばさ。
これがまた心地良く、車窓のそばには春を感じながらも、雪残る山々を遠く眺める。
普通の新幹線だとちょっと速過ぎてじっくりと堪能はしにくいかもしれませんね。

この列車も、2時間後には初夏。
そしてまた桜を見に、山形へ返ってきます。

(2012/01/24)


- 山形新幹線20周年 - (2007/04)

今日、2012年7月1日は山形新幹線の開業20周年です。早いですねぇ、もう20年。
のぞみ誕生の事はあまり覚えていませんが、こちらのニュースはCMも盛んでよく覚えています。

初めて実物を見たのは1ヵ月後で、初めて乗ったのは約1年後の事でした。
ただ、L特急「つばさ」が好きで、それが消滅してしまうのがとても残念に思っていた事を良く覚えています。
故に、その後の山形〜新庄・秋田を引き継いだ「こまくさ」は何となく親しみがありました。

400系は20周年を迎えずに引退しましたが、ここではやはり400系の写真を。
好きなポイントの1つ、高畠の直線を行く400系、ここではシルエットで、バックに夕陽を落す事が出来ます。
こうして見ると単純な直線ではない事がわかりますね。きっと意味のある流線型なのでしょう。

20周年の今、車両はE3系になり、新幹線区間では併結相手がE2・E4系と様変わりしました。
30周年、40周年と、今後も山形の翼として、走り続けることでしょう!

(2012/07/01)

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