日 本 海 に 沿 っ て

 気付けば向かっている事が多い日本海縦貫線。
 雷鳥はもはや風前の灯火ですが、いなほ、北越は今でも485系ががんばっています。
 でも、意外と日本海のそばを通る区間は少なく、沿線には名山も多いです。

- 青!青!青! - (2009/05)

昔からそう変わらない羽州浜のこの景色の中、この日は青い空に青い海。
そこへそれに準じたいなほ号が通過。この色は、きっとこれらを元にしたんでしょうね。

これは青森からやってきたいなほで、繁忙期故に8両編成だったもののご覧の通り。
2001年以前なら、この列車は白鳥だったわけですね。
羽越本線は、いなほで2回と、普通列車で1回しか乗った事がありません。そういえば青空の中乗った事が無いなぁ。

(2010/11/14)


- 立山連峰×能登 - (2008/05)

数年前まで、5月の連休といえば北陸、という位に北陸本線界隈へ出掛けていました。
この年もまた雷鳥を中心に湖西線から徐々に北上しながら撮り歩き。

最終日は前夜のうちに大糸へ移動…のつもりが富山でリタイヤ。水橋PAにて朝を迎えた。すると立山連峰がくっきりとお出迎え!
これは夜行列車を迎えねば!といそいそと出発。水田、太陽、立山連峰、この3つが取り込める場所を探して陣取り、しばし待機。
日本海が通過する頃、太陽が出始めて北陸、そしてこの能登の頃にピークを迎えました。

ボンネットの能登も今や思い出話。
人生で唯一1度だけ、兄弟旅行をした事がありますがその時に乗ったのがこの能登でした。
兼六園と東尋坊しか行かなかったけど、今思い返すと帰りの能登で色々考えていた事など、何だかしみじみとしてしまいます。
そうえいば、帰りは福井から乗り込み2人でかにめしを食べたなぁ。

(2010/11/28)


- 一時離脱 - (2010/07)

E751系は、何かと短命。
スーパーはつかりとしてデビューするも、2年余りでつがるに変身。
そんなつがるも8年後の今、運転区間が変わって車両も全列車が485系に変更。
今は一時的にお休みしている様です。。。

この車両はスーパーはつかりで乗った事があります。
途中、八戸しか止まらない速達型で、文字通りほぼ常時猛スピードで走っていた記憶があります。
しかも、終点盛岡には2〜3分早く着いたりしたほど。

あの走りっぷりは、もう見れないのでしょうか。。。
それにしても、つがるは全列車E751系になるかと思いきや、まったく逆になろうとは思わなかったなぁ。

(2010/12/31)


- 雪晴れ雷鳥 - (2006/01)

初めてじっくりと湖西線で撮影を楽しんだこの日は、前の晩に雪が降って一面の銀世界、しかも晴れ。最高の撮影日和でした。
次から次へとやって来る雷鳥を撮りまくる、とはいかず、結構沿線を右往左往した様に思います。

湖西線一番の撮影名所とも言える、鵜川に立ち寄った際の1枚。
到着した時はまだ木の枝に雪が残っておりいい感じでしたが、あれよあれよと融け落ちて残念な結果に…。
広角16mmでぐっと木に寄って撮ったっけ。陽射しのお陰で、冬の格好だと少し暑い位だった記憶があります。

そしてこの列車の通過後すぐに、583系が突如登場。
おっと、と思いながらも、まぁ急行きたぐにで見られるシーン…と思いきや、きたぐには湖西線は通らないんですよね。

それが今やこの雷鳥すらここを通らなくなってしまいました。
たくさんの撮影仲間と出会わせてくれた雷鳥と湖西線に、感謝、感謝です。


(2011/07/01)


- いざ羽州浜 - (2011/06)

越後平野を快調に飛ばしてきたいなほは、村上を出ると海岸へ出て日本海をゆっくり進む。
この場所は最初に日本海が見えてくる場所です。
村上までとは対照的にゆっくりと進みながら、景勝地・笹川流れを行く…。
この辺りは単線だったり複線だったり、お互いが離れていたり、片方がトンネルだったりで複雑です。

この日は朝から気持ちの良い快晴で、まさに撮影日和。ほぼ夏至で太陽高度も高く、暑い1日でした。
前の年に曇天で一度訪れているので、その撮り直しとしてやって来たものです。
岩場に登って、海を眺めながら列車を待つ。曇られる心配もなく、安心してシャッターを押し込みました。

しかし問題はこのあと。
この日は高速1,000円と無料実験の最終日。やはり帰りは大渋滞…。

(2011/12/11)


- 正調いなほと鳥海山 - (2009/05)

鳥海山の見える初夏のいなほ10号に、国鉄色…。最高の組み合わせである。
この年の5月連休は庄内を右往左往していました。そしてどういう動きをするのかまったくわからないのが、T18国鉄色編成。
連休前半は確か北越に入ってしまい、このまま行くと連休中はいなほでは撮れない事に。

それならそれで…と諦めていたところ、突如夜遅いいなほにT18が充当!
翌朝は一旦新潟へ戻るが肝心なのはそれから。果たしてそのままいなほとして走るのか?
すると、幸運にもいなほ5号に入ってくれ、となれば、折り返しいなほ10号を本楯の直線で撮れると短絡。
さらにこの日は快晴のうえ、鳥海山もぼちぼち姿を見せてくれていて、ほぼ完璧な条件でした。

そんな好条件で5月連休という事もあり、早めに現場へ向うも先客はなし…。
拍子抜けしながら入念に準備をしていると、やがて自分より遠方にお住まいの方がやって来ました。
陽もだいぶ傾いてきた頃、唯一の4つ目ライトも誇らしげに、ついに主役が登場。
連写は使わずにしっかりとシャッターを押し込む。そういえばこの頃からあまり連写しない様になりました。

確かに鳥海山は少々霞んでいますがほぼ最高の条件で撮れ、ご一緒した方と喜んだのをよく覚えています。
こうなると、鳥海山がもっと綺麗に見える時に同じ条件で撮りたくなってしまいますね。果たして…?

(2012/01/10)


- 晩夏の落陽 - (2012/09)

田んぼの色もすっかり黄金色になって、稲刈りが間近に迫る様になると夏の暑さもだいぶ和らいできます。
特に、日中はそれなりに暑いのに、朝晩は肌寒い位に感じ出すのもこの頃。

こちらは羽州浜らしい風景を眺められる場所。
小さな集落の集まりと漁港、海岸ぎりぎりを行く国道と羽越本線。
そこに1日の終わりを告げようとする落陽を横目に、北上するいなほがやってきます。
進行方向左側の車窓にはまぶしいまぶしい落陽が映っている事でしょう。

せめて、列車のヘッドライトがもう少し目立って欲しいところですが、よしとしますか。
撮影後…、足が猛烈にかゆい!撮影中、何箇所も蚊に刺されていたのでした。
ここから数時間、かゆみとの戦いとなったのは言うまでもありません。。。

(2014/04/06)

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